「写真を楽しむ生活」のページ頭です

写真を楽しむ生活

写真が好きなすべての人に役立つ情報クリップ。写真展情報は"日本最強"!

カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●「名画」を見る旅に出たのは昨年の11月だった。31本の古い名画(洋画)を見ようと決意したのだ。なにが名画なのか、映画には暗いわたしにはガイドが必要だ。それが漫画「テレキネシス」(作・東周斎雅楽/画・芳崎せいむ)全4巻である。


山手テレビの旧社屋にあるテレビキネマ室(通称テレキネシス)で映画三昧の超問題プロデューサー・東 華山と、新入社員マキノが中心で展開する、テレビ局の人間関係の物語だ。中心となるひとつのテーマがあるが、東から薦められる映画と出会った人々が、映画の不思議な力で少しだけ幸せになっていくというエピソードが入るのが、毎回のお約束なのだ。


メインテーマの流れも興味深いが、サブテーマである映画紹介が、じつにうまくストーリーに組み込まれている。各回タイトルは映画タイトルそのまんまで、最後のページで園村昌弘がその映画について語っている。全4巻の漫画に31本のお薦め映画が登場するわけだが、第8話「ジャッカルの日」のコラムはなぜか「山河遥かなり」なのだ。そういうわけで、正しくは32本の「名画」だ。


わたしはこのうち11本まで見て、これから見るのが、先日レンタルしたばかりの2本である。計13本、まだ全体の40%である。あと19本は最も通っているレンタルショップにも、ふたつの図書館にもない。ショップも図書館も検索をかけたから間違いない。さてどうするか。


東 華山はマキノとの会話で「映画が有害じゃないかって考えたことがある」と言う。「現実逃避の材料になるんじゃないかって」「映画はな、現実に潜むドラマを見逃すな! 感動を見逃すな! そのための仮想現実として、感受性を磨く道具なんだって今は思っている」「でも、それ以上の意義はさ、涙だよ」「大地に雨が必要なように、人には定期的に涙が必要なんじゃないかな」「きっと映画は、実際の人生でなかなか泣けない人のために存在しているんだよ」


そうかもしれない。実際の人生では泣くチャンスは多くない。父母が死んでも涙が出ず、葬儀でウケる挨拶をしようと狙っていたひとでなしだ。だが、映画ではたしかに泣ける。いままでずいぶん泣いたが、映画が何だったかは忘れた。最近では「名画」ラインナップの「三十四丁目の奇跡」で涙ボロボロだった。でも「ライトスタッフ」「めぐり逢い」「大いなる勇者」などは、たしかにある種の感動があったが泣くほどではない。嗚呼、もっと泣きたい。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091875912/dgcrcom-22/
「テレキネシス」


●薬用せっけんミューズの『ノータッチ泡ハンドソープ自動ディスペンサー』キッチンタイプ。パッケージに小さなシールがついていた。LINEスタンプ(期限一年)がもらえるキャンペーンだという。


スタンプはLINEアプリからしかダウンロードしたことない。ものは試しと、シールをめくる。QRコードがついていたので読み取ってダウンロードページに。そこでシールに書かれてあったシリアルナンバーを入力すると、使えるようになった。


キャンペーンはノータッチに加え、泡ハンドソープ・液体ハンドソープの本体にもついているらしい。インフルエンザやノロが流行り始めているらしいので、こまめな手洗いをした方がいいらしいよ。洗面用にポンプ式のハンドソープがあるんだけど、こっちもノータッチにしたら楽しくていいかもなぁ。


LINEスタンプ以外に、ミューズ総計1,000年分相当プレゼントキャンペーンというのがあったよ。よく見ると2年分を500名というもの。やられたー。 (hammer.mule)


http://pr.line.naver.jp/muse/
キャンペーン詳細。2月10日まで


http://cp-muse.jp/nomore/
「人を疑うことを知らない、というか悪事に気づいていないのでは?とも言われる、ある意味最強のほのぼのファミリー。」だったわ……。全体の9%とか。

●マルチ・レイヤースリラー(と称する)映画「キャビン」DVDを見た。ほかの映画DVDの予告編集に度々出て来て、とても気になっていた一本である。その予告編はずいぶん挑発的なのだ。[古びた山小屋を訪れた5人の男女、そこで彼らを待っていたものは]。荒木飛呂彦のホラー映画分類では「田舎に行ったら襲われた」系ホラーである。山小屋、休暇、若者、湖、殺人鬼、惨劇の文字が出る。定番中の定番の設定だ。[ここまではよくある話と思うかもしれない。ところが]科学者らしき連中がマルチモニタに映る彼らを見ている。[彼らは監視されていた。謎の組織によって。その目的はいったい何なのか]


ああそういうことね。[この展開も想像の範囲内かもしれない]監視カメラ、仕掛け、脱出、ゲーム、生中継の文字が加わる。[だが、これから先の展開は絶対に読めない]一羽の鳥が空中の見えない壁に激突する。若者たちを怪異が襲う。[賭けてもいい。絶対に読めない]傷だらけの男女が建物の中を警戒しながら進む。マルチモニタには研究所の異変が映し出される。神々、生贄、儀式、人形遣い、処女などの文字が加わる。泣き叫ぶ女、ズームバックすると透明カプセルの中、他のカプセルには異形のものたちが。[小さな山小屋の出口は世界の終りにつながっているのか]


わけわからんが、これはもう見るしかないだろう。たしかにこの予告編から全貌は予想できないが、映画を見た後ではけっこう情報サービスしていたんだなと思う。それでも、この展開を読める人がいたらすごい。学者、戦士、淫乱、愚者、処女の5人が山小屋で遭う怪異などはまあ想定内だが、次の舞台に変わるともうものすごいことになっている。笑うしかない大迫力。しかし、これはネタバレ厳禁の映画だから、その内容は秘密だ。見ていない人は絶対にネタバレ情報に手をつけないよう忠告したい。


BC級のこけおどし与太映画だとなめていたのだが、これは久しぶりに見る傑作だ。ホラー映画のオマージュをたっぷりつめこんでいて、陳腐な表現だが「脱帽」。結果としては壮大なテーマになっていたのには驚きだ。処女役の女優がとってもかわいい。最後にはあの人が威厳たっぷりに出て来る。「宇宙人ポール」を思い出して大笑いだ。この映画の前にリメイク版のスプラッター映画「死霊のはらわた」を見た。山奥の不気味な山小屋で、というお約束の「田舎に行ったら襲われた」映画で、予定調和の世界は構えず見られてお気楽だったが、タイトルを見た妻からは思い切り馬鹿にされた。(柴田)


http://cabin-movie.jp/
「キャビン」予告編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CWXZ486/dgcrcom-22/
「キャビン」


●以前、後記に書いたかも。Weblioの英語の語彙力レベル測定。25問五択。4つの選択肢と、「該当無し」から選ぶ。1問当たりの回答時間は10秒。それよりかかると正答とは見なされない。出題は単語、熟語、成句からランダム。Weblio会員ならば、結果一覧表示後に単語登録できる。


レベルは16段階あり、テストでは10,000語を最上級としていた。私はレベル10で、語彙数4501〜5000語、勉強家(studios person)と撃沈。


大学入試の語彙力レベル測定テストもあった。出される問題は比較的簡単で、先のテストより手応えはあったのに、Dランクで桜の開花予想は3分咲き。大学受験では落とさないのが基本ということなんだろう。単語の意味を正確に記憶していないため、どれも違うと思いつつ、なんとなく選択肢から選んでしまうものもあった。(hammer.mule)


http://uwl.weblio.jp/vocab-index
Weblio。英語の語彙力レベル測定
http://uwl.weblio.jp/info/about-vocab-test
診断結果にはどのようなレベルがありますか?
http://uwl.weblio.jp/vt/take?bc=exam&mc=UEE
大学入試の語彙力レベル測定テスト

●楡周平「『いいね!』が社会を破壊する」を読んだ(新潮新書、2013)。軽くて皮肉っぽいタイトルにひかれた。ネット依存症の人々にかかわる内容であろうという予測ははずれた。タイトルが表すのは内容のごく一部で、全体はネットの進化がもたらすインパクトを広範囲に拾いあげたもので、ここで語られるなんとも憂鬱な現実に気分が沈み込む。


書かれていることはたぶん本当のことだと思う。それにしてもあんまりな現実と未来ではないか。まさに身も蓋もない話のオンパレードである。そのうえ、ならばどうしたらよいのか、解決策を提示すべきなのにそれがない。未来の展望がない。新年に読むべき本ではなかった。


筆者は写真業界のガリバー、紛れもない超優良企業のイーストマン・コダックに15年間勤務した。そしてイノベーションの波に襲われ簡単に崩壊していった同社の姿を見ている。超優良企業がなぜ潰れたのか。ビジネスモデルが確立され過ぎていたから、というのが皮肉だ。


もちろん、コダックは写真産業の将来を楽観していたわけではない。デジタル時代の到来も見越して着々と手を打って来た。それなのに何故? 業態を一変させる新技術の出現には脆かった。このへんのストーリーは非常に興味深い。


イノベーションの波はすさまじい破壊力を持つ。イノベーターはまったくの門外漢。流通も既存産業が依存してきたものにほとんど頼らない。産業構造の崩壊、転換という構図が頻発する。どうやら出版産業も、崩壊した写真産業と同じ顛末をたどりそうである。かつてのイノベーションは多くの雇用を産み、社会を豊かにして来た。しかし現代社会のイノベーションがもたらすのは産業の破壊、その後に来るのは主に雇用の崩壊と、プラットフォームを握った少数の人間による富の独占、それ以外にない。なんてこった。


ラインやフェイスブック、グーグルなどの「無料」と銘打った数々のサービスに、ユーザーは個人情報という大きな代償を払っている。多岐にわたる膨大な個人情報は民間企業に把握され、都合よく管理されている。だが、グーグルのプライバシーポリシーには、収集したデータを行政機関と共有し得る旨が明記されている。これはアメリカを中心に構成された通信傍受システム「エシュロン」の実現ともいえる。


個人情報を知られたところで、どういうこともない、楽しさの代償だと言うのならまあご勝手に。楽しく「いいね!」のやりとりしてればいい。でも、ネットで自分の顔をさらしている人はあまりにも警戒心がない。「特定秘密保護法」にヒステリックに反応しながら、自分の情報はダダ漏れなんてバカみたい。


スマホで人は幸せになったのか。アメリカの大学の研究者が世界中の学生を対象に、「24時間、携帯端末に触れない」という実験を行った。その結果、70%が「無理だった」という理由で実験を途中で断念。「人生で最も恐ろしい経験だった」「ほとんどパニック状態」「時々死んでしまったような気持ちになった」「むずむずしてしょうがなかった。まるで麻薬中毒者のように」という学生の感想も公開された。


近未来、人類はネットなしには生きられなくなる。わたしの考えでは、これはエイリアンの陰謀で、やがて世界の主要都市上空に現れた巨大円盤群はネットを無効化し……長くなるからこのへんにしときます。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410610542X/dgcrcom-22/
「『いいね!』が社会を破壊する」


●お得なクーポンやアプリ使い放題、の『スマートパス』で言うところのアプリは、Android専用だった。iPhoneの場合は通常アプリではなくて、Webアプリ。辞書はそこそこ揃っていていい。他のカテゴリは、もっと良いものを持っているし、辞書だって必要なのは揃えてる。はじめてiPhoneを使う人にはお得だとは思う。


試していないけれどWebアプリだと複数辞書の串刺し検索はできないんじゃないかな。ということでビミョー。入っていれば通常かかる7,800円の本体修理料金が不要とのことで、4Sで液晶を割り、水没させた身としては続けるべきか迷うところ。


『ビテオパス』はWOWOWオンデマンドのようなサービスで、これだけはWOWOWと契約していなければ延長したかもしれないのだが、ラインナップは『Hulu+』の方が好み。続く。


http://pass.auone.jp/app/
スマートパスのアプリ取り放題。Android版。500種あるらしい。


https://itunes.apple.com/jp/app/myfind-da-ci-lin-u-izudamu/id764965889?mt=8
MyFind。串刺しはできないが、Google検索やインストール済み辞書、内蔵辞書、Wikipediaを選んで順に検索できる。便利!


https://itunes.apple.com/jp/app/ebpocket-professional/id317039933?mt=8
EBPocket Professional。串刺し検索可能。EPWING対応辞書を持っていれば。
https://itunes.apple.com/jp/app/ebpocket-free/id314082593?mt=8
広告つきの無料版あり

ビットコインってどんなもの?


(NIKKEI TRENDY NET)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140107/1054410/


【戸田覚厳選】2014年はこのカレンダーアプリでいこう!「Android編」


(NIKKEI TRENDY NET)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140109/1054465/


打倒消費税にフリマ感覚作戦? 個人間の売り買いなら課税なし


(NIKKEI TRENDY NET)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140108/1054416/


“アート系映画”の復権を狙う「FOXサーチライト・プロジェクト」とは


(NIKKEI TRENDY NET)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140107/1054407/

●先週末に横須賀へ一泊二日の小旅行をした。横須賀なんて、我が家から品川駅まで行く時間と、品川駅から京急線の快特で横須賀中央駅まで行く時間が同じくらいと、じつに近距離なのであった。わざわざ泊まって来るほどの所でもない。目的は妻が旧友に会うためなのだが、今まで一度も訪ねたことのない家まで一人では行けないから連れてって、ということでわたしも同行することにした。日中は妻が友人宅で過ごし、その間わたしはひとりで横須賀を散歩する。それで帰るのは惜しいから、三浦海岸のホテルに一泊し、翌日は横須賀美術館を見に行くことにした。


横須賀中央駅からバスで友人宅のそばまで行き、住所を頼りに家を捜す。ネットで調べたバスの時刻表や、バス停からのルート案内などはほとんど役に立たなかった。現地の人に聞くのが一番である。ようやく捜しあてた友人宅に妻を置いて、わたしはまたバスで横須賀中央駅に戻る。ゆっくり歩いて約20分、記念艦「三笠」に至る。三笠は1905年、日露戦争において、東郷大将が率いる連合艦隊の旗艦として活躍し、ロシアのバルチック艦隊を全滅させる偉功をたてた日本海軍の代表的な戦艦である。1926年に日本民族の栄光を永く後世に伝えるため、多数の記念品とともにこの白浜海岸に固定された。


「坂の上の雲」の日本海大海戦のくだりを読んで感激、感涙にむせんだ者として、まさか三笠の東郷司令長官の立った位置に立てるとは(甲板に位置がマークされている)ありがたすぎる。60分コースで艦内のさまざまな展示を堪能した。日本海大海戦のパノラマ模型は、あの有名な「丁字戦法」を解説していて、いままで見聞きしたなかで一番わかりやすかった。簡略化されていたが素人にはちょうどいい。それにしても完璧な勝利、これを誇らずにいられようか。また、東郷平八郎はじめ、秋山真之、乃木希典、広瀬武夫などの筆跡のみごとさにも感動し、新年早々いいものを見せてもらったと満足。


横須賀をぶらぶらと2時間くらい歩き続けたら、次第に右足が痛くなり、歩くのがいやになった。それまでこの足でどこでも歩いていけるぞと自信満々だったのに、なんというていたらくだ。温泉に浸かって少しは回復したが、翌日も右膝の裏側が痛かった。横須賀美術館はたまたま企画展がなく、所蔵品と市内の小中生の作品展示だった。とにかく展示施設がすばらし過ぎる。こういう会場で展示できたら作家は誇らしいだろう。今回のおみやげは横須賀海軍カレーのレトルトパックと足の痛み。今はもう完全回復したが、年寄りの根拠なき足腰自慢は引っ込めなくてはならないと思い知ったのであった。(柴田)


三浦半島で遊ぶなら「三浦半島1DAY・2DAY切符が超便利!
http://www.keikyu-ensen.com/otoku/otoku_miura.jsp


●iPhone 5Sにした時の話。ちょっと前にキャッシュバック条件で問題になっていた、有料サービスを全部つけてもらった。強制ではないのだが、無料で試せるチャーンス! 結局スマートパス以外は無料期間終了前に解約したよ。『Hulu+』だけは、時期を見て改めて入り直すかもしれない。


ちょこっと試してみた結果。テーマに沿った曲が有線のように流れ、歌詞が出るという『うたパス』は面白いけどすぐ飽きそうだった。いま普通にテレビで流れるような曲が主流だから余計にいらないかなと。BGMとしてなら、音楽だけ流れるネットラジオでいい。


本読み放題が誘い文句の『ブックパス(読み放題)』は読みたい本がない。漫画はシリーズ全巻無料はなくて、最初の数冊だけが無料。月額費払って最初の数冊だけしか読めないなら、読みたい時にお金払った方がいいなと。続く。(hammer.mule)


http://www.hulu.jp/  Hulu+
日本語吹き替えは少ない。

YouTubeで見つけました!

広告
このページの上部にもどる

アクセス

いろいろな方法でアクセスできます!