●1956年公開の映画「ビルマの竪琴」DVDを見る。ミャンマーに関する本を読んでいて、ビルマといえば懐かしいあの映画、もう一度見なければと図書館に借りにいった。古ぼけたパッケージに「購入金額¥12,000」とラベルが貼ってある。いまアマゾンで買えば3,000円もしないのだが、最初に発売されたときはおそろしく高かったようだ。
スクリーンで見た記憶はないので、たぶん10年以上前にWOWOWかなんかで見たのであろう。ほとんどが覚えていた通りであった。日本の兵士が臨戦態勢で合唱する「埴生の宿」に英国軍兵士が「home sweet home」の合唱で応ずるシーンや、「一緒に帰ろう」と叫ぶ仲間たちに、竪琴で「仰げば尊し」を返す水島のシーンに涙また涙。
「ビルマの竪琴」には第一部、第二部、総集編が存在した、という情報がDVDの特典映像(ビルマ45年前の現地撮影未公開スチールと予告編)に含まれていた。それによると、公開予定は昭和31年1月に決まっていたが、当時の国際情勢からビルマロケの入国許可が出ず、やむなく日本で撮影したシーンだけを編集して第一部(63分)として公開した。やがて、入国許可がおりたため、監督・助監督、撮影、照明、美術と安井昌二ら総勢11名の少人数で10日間のビルマロケを行った。
その後、撮影所でスクリーンプロセスの撮影を行い、第一部の続編としての第二部(81分)を完成させた。同時に、第一部、第二部の内容を再編集、再ダビングして物語前半にもビルマロケシーンを盛り込んだ総集編(116分)が作られた。いま見られる「ビルマの竪琴」は、完成度の最も高いこの総集編だけである。大部分がビルマロケだと思って見ていたから、これには驚く。半世紀以上前の作品だが、いまも充分鑑賞に堪えられる。間違いなく歴史に残る名作だ。
1985年公開の「ビルマの竪琴」は、再び市川崑監督でカラーでリメイクされたものだ。水島上等兵は中井貴一、井上隊長は石坂浩二、物売りの老婆はなんと再び北林谷栄。これは未見、TSUTAYAかGEOに行かなくては。最近は初音ミクの歌う唱歌をよく聞いている。いいわ、これ。 (柴田)
http://www.youtube.com/watch?v=wxfrgTZxXQI
「ビルマの竪琴」予告編
●一日何やっているかわからないというか、仕事しかしていない日が続くと、なーにがOmniFocusだPomodoroだToodledoだGoogle Calendarだ、などとやさぐれる。Togglしたら、境目がなくて、まだ動いてるけどいいの? とメールが来る。
そういやPomodoro用のアプリを「Pomodoro Time Management Lite」から「Focus Time(旧Pomodoro Pro)」に変えたよ。前者の好きなところはチクタク音が出るところと、タスクリストを設定できるところ。後者に変えた理由は細かな設定。1Pomodoroの時間や休憩時間、セット数(たとえば4Pomodoroやったら15分休憩)、1Pomodoroが終了したら、自動的に次の回に進ませるとか、こちらがボタンを押すまではカウントを始めないとか、カウント中は自動ロックさせないとか、チクタク音を出すかどうかなどが設定できる。
自動ロックは重要で、他のことをしたくなった時に、画面の残り時間を見て、改めて集中しなおせる。チクタク音は、気の乗らない仕事をする時にやらざるを得ない雰囲気にさせてくれる。
統計をとるにあたり、一日の区切り時間も設定できる。デフォルトは3時。30分を1区切りとして、一日何Pomodoroやっているのか調べてみたら面白いかなと。ボタンの押し忘れが多々あるので、厳密にどうこう考えておらず、今日はよく頑張ったなとか、疲れているわりには机の前に座っていなかったなと振り返るため。後者の欠点は、チクタク音を選択したら、休憩時間にもチクタク音が鳴るところ。ここは休憩時間に鳴らすかどうか選択できた前者の方が良かったな〜。
で、やさぐれている時は、チクタク音が日によって違って聞こえる。今日は「南海キャンディーズ」。いやほんと聞こえるんですって。(hammer.mule)
http://itunes.apple.com/jp/app/pomodoro-time-management-lite/id323224845?mt=8
Pomodoro Time Management Lite
http://itunes.apple.com/jp/app/focus-time/id340156917?mt=8
Focus Time