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写真を楽しむ生活

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●吉川英治文学賞を受賞した小池真理子「沈黙のひと」を読んだ(文藝春秋、2012)。直木賞を受賞した「恋」など恋愛小説で知られる作家だが、わたしが読んだのはホラー「墓地を見下ろす家」たった一冊だ。「沈黙のひと」とは、4年前に85歳で亡くなった実父をモデルに、一人の男の生と死を描いた小説だ。


父が残したワープロで書いた覚書(秘密の日記)、出した手紙、その下書き、父あての手紙、新聞に投稿していた短歌などを読み返しながら、心に浮かんだことを連ねて物語に構成したという。語り手の「衿子」が小池真理子本人に重なって来るが、もちろんこれは私小説ではない。「若い頃は学徒出陣、老いてはパーキンソン病で10年苦しんだ父の一生を再現したかった」という、小池真理子にしか書けない小説だ。


その父は、生涯にわたって二人の女を苦しませた男として描かれる。晩年、彼はパーキンソン病を患い、手足の自由を失なった。さらに脳梗塞の発作後、意思の疎通がほとんどできなくなった。認知症ではないので、内でまともな思考はできる。しかし表現できない。もどかしい。なんという残酷な罰であろう。父は文字通り沈黙の中に、まさに達磨のようになって沈み込むしかなかった。


父の短歌仲間である気品に満ちた心優しい女性・小松日出子との往復書簡や、衿子が実際に本人と会うサイドストーリーは感動的だが、これはほとんど創作だろう。それにしても、これほど優しい、思いやりのこもった手紙を読んだことがない。熱いものがこみあげてくる。泣きながら読んだ。


引用される短歌はすばらしいと思う。手紙も短歌も創作か、小説家おそるべしと思ったら、あとがきによれば、父の作という短歌は実父の実作、小松作は短歌仲間の羽場百合子さんが実際に詠んだものを、作者の了解を得て引用したとあった。


筆者は新聞のインタビューで、遺品からアダルトビデオや性具を見つけて父の知られざる一面を知り、それを愛おしく思ったと言う。そして、エッセーに書きたいと考え、親しい編集者に相談すると小説化をすすめられたと打ち明ける。「沈黙のひと」にそれらを見つけて驚く場面が出て来る。しかし、なくてはならないエピソードとは思えない。父は娘がそんなことを公開するのを望んだであろうか。まことに小説家は業が深い。(柴田)


http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163758404
文藝春秋 沈黙のひと 冒頭の9ページの立ち読みあり
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163758402/dgcrcom-22/
沈黙のひと


●阪神百貨店もリニューアル。阪急百貨店とヨドバシが陸橋でつながるのは2015年予定。移転した新歌舞伎座の隣に位置する近鉄上本町店は、杖のラインナップ最大級の百貨店と紹介されていたことがある。梅田で売り切れの限定チョコやケーキが残っていたりする穴場だ。この土日の北海道大物産展には「メロン熊」撮影会まであるぞ! (hammer.mule)


http://toolbiru.web.fc2.com/topic/top-11.01.22.html
梅田、阪神百貨店・新阪急ビルが高層ツインタワー
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20130301-OYT8T00999.htm
新阪神百貨店高さ190メートル…容積率緩和
http://buzzap.jp/news/20130128-jr-osaka-yodobashi-umeda/
大阪駅やヨドバシ梅田などが空中回廊で接続、階段を降りずに
移動可能に
http://www.d-kintetsu.co.jp/store/uehonmachi/
近鉄百貨店 上本町店
http://www.d-kintetsu.co.jp/store/uehonmachi/2013hokkaido01
「メロン熊」撮影会
http://ameblo.jp/melon-kuma/
メロン熊公式ブログ。4月はほかに松屋銀座、高島屋立川、
熊本県民百貨店


http://www.shinkabukiza.co.jp/
新歌舞伎座
http://www.kintetsu.co.jp/group/Kips/search/list/leisure.html
近鉄でたまるポイントで、新歌舞伎座三階席で観劇できる
http://gotochi2013.jp/
ご当地キャラ総選挙

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