●またろくでもないBC級の映画DVDを見てしまった。その分野のマニアであるわたしでさえ投げ出したくなる出来だった(実はそういうの少なくないけど)。巨大生物系パニックで「ボルテックス 巨大生物総進撃」というおいしそうなタイトル。巨大なヘビ、ハチ、サソリ、クモたちによるパッケージ・ビジュアルもなかなかナイスだから、期待しないほうがおかしいでしょう。って、フツーの人はばかばかしくて絶対に見ないジャンルだけどね。
「彼らが見たのはすべての生物を巨大化させるワームホールだった! 米軍VS巨大生物熱砂の戦い! 人類は生き残れるのか!?」と、予告編はいやがうえにも煽りたてるのだが……。生物が巨大化するのは、ワームホールから生じるガッタ線(なんじゃ? それ)の影響だという。巨大化生物はなかなか出現しないうえ、個体数も人間とのからみも少なく、どこが総攻撃やねん? CGがすさまじくチープな品質で、バレバレの合成が無惨。人類の芝居の方もチープで、アメリカ映画では定番の、別れた妻に未練たっぷりの男ってのが主役級っての。
その次に見たのは、BC級とはいわないが、A級と呼ぶのはちょっと躊躇する「華麗なるギャツビー」である。わたしが見るべき名画リスト31本に入っていたと思い、デカプリオ主演の最新版ではあるが(過去に何度も映画化された)、とりあえず見ておこうとレンタルした。
ところがリストには入っていなかった。あまりに有名なタイトルなので勘違いしたのだ。なんの知識も入れずに見たが、わかりやすいストーリーだった。しかし、誰にも感情移入できない。わたしは偏屈だから、よくそういうことがある。それでもなかなか派手な面白い映画だった。役者たちもうまいし華麗なる舞台も素敵。
ギャツビーという人物の謎は解明されたが、もともと無理筋の願望、いや幻想ではないか。共感できるはずがない。これを純粋の愛などと形容するのはおかしい。悲劇といえば悲劇ではあるけど自業自得。ヒロインのデイジーは流されやすい平凡な女。わたしは前からキャリー・マリガンという女優にぞっこんで、このタイプには理性を失いそうになる。ニックの無責任な傍観者ぶりも好きになれないが、語り部の役としてこれでいいのだろう。原作が「アメリカ文学界最高峰」と言われているとか。映画通りならばたいしたことないぞ、アメリカ。最近アメリカ嫌いが増幅して来たわたしである。(柴田)
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ボルテックス 巨大生物総進撃
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華麗なるギャツビー
●SNSはアプリ会社の用意している『スマコロ』というもので、他のアプリ『聴いて育てる英会話 えいたま』『グルタン 英単語で世界周遊』のユーザーとも繋がれる。
学習ログは、回答数が棒グラフ、レベルが線グラフになっており比較できる。トータル日数、正答数(習得した単語数)までわかるようになっている。SNS側の私のプロフィール欄では、3つのうち、どのアプリを何日使っているかもわかるようになっていた。学習カレンダーは七曜カレンダー形式。単語帳には間違った単語が蓄積されていくし、レベル学習のためにも使える。
正直、どんな英語学習アプリも続かない私が、寝る前5分用の英単語アプリとして落としたはずが、夢中で遊んでいたよ。体力がたまるまで遊べないという飢餓感もいい感じ。育てるのが好きな人にも、集めるのが好きな人にも、繋がるのが好きな人にも、隙間時間を活用したい人にもおススメ。しばらくあそ……勉強してみるわ。/と書いていたら『えいたま』サービス終了のお知らせが……。 (hammer.mule)
http://eipontan.smacolo.jp/
『聴いて育てる英会話 えいたま』『グルタン 英単語で世界周遊』
http://www.drecom.co.jp/products/
ドリコム