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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●マンションの「震災対応マニュアル」が、あと二回の会議で完成する予定だ。基本的には、サービス業者が作った汎用マニュアルのテンプレートをわがマンション向けに再編成したもので、これでン10万円とはいい商売だと思ったが、数人のスタッフが日曜出勤を何度もしてるのだから、まあそんなものか。片手間の理事会で一から作るのは不可能だから、これでいいのだろう。


マニュアルはワードで組まれた50ページ弱の冊子である。マンションの管理会社でカラー出力したものを見ながら、1ページづつチェックする。ワードだから、デザインにはおおいに不満だが、わたしが引き取ってInDesignでやるほどのものでもない。結局、管理会社の担当者がフィニッシュさせることになった。スカスカの組みでページを無駄に稼いでいるので、ぐいぐい詰め込んで空きスペースを減らす指示をした。印刷代を減らすため、ページは少ないほどいい。


マニュアルは微に入り細にわたる内容で、これだけ完成度が高いと、読み終えると妙な達成感が生じる。なんとなく安心してしまう心理に陥るのはどういうことだ。一般住民はきっとザッと流し読みして、いざそのときには防災対策本部とやらが立ち上がり、困ったこともすぐ解決してくれるに違いない、そう思い込むかもしれない。一人ひとりがマンションの一員としてすべきことを認識し、統率のとれた行動で迅速かつ効果的な行動で被害軽減につなげて……いけるだろうか。注意深く読めば、徹底した「自助」と「共助」しかないことがわかるはずだが。


マニュアルに添付する文書を書いていると、どんどん暗い気分になってくる。わがマンションは自治会がなく、住民同士の交流は不活発で、どんな人がどこに住んでいるのかもわからない。いざというとき、マニュアルにあるルールに則った行動をとってくれるだろうか。トイレも生活用も水は一滴も流してはならない、震災ゴミも生活ゴミもすべて自宅保管でゴミ出し厳禁、この最低限のルールは守れるか。いまでもゴミ出しルールは守られていないのだ。


マンションには防災備品以外は一切の備蓄はない。水も食料も提供できない。究極の自己責任である。避難所には入れないし、配給だって期待できない。真夏や真冬に大地震に来襲されたらたまったものではない。わたしの生存中には起こらないようにと祈るだけだ。とりあえず、すぐに簡易トイレを買わなくてはなるまい。(柴田)


●悪いことばかりは続かないもの。iPhoneを水没させた日に、宅配便のお姉さんが玄関先に。ヨドバシの配達早いわ〜っとドアを開けたら、保温式お弁当箱ぐらいの荷物が二つ。え、アダプターってそんなに大きいの? 受け取って送り主の名前を見たら、この夏にやっていたポカリスウェットのキャンペーン賞品だった。1リットルの保冷専用水筒。粉末を溶かすのに丁度いいサイズ。


使っている1リットル水筒が古くなっていて、当たればいいなぁと応募していた。二か月ぐらい前には実際にホームセンターで購入しようとしていたのを見送っていて、まさにその形のものが届いたので嬉しかったよ〜。違う名前の方が当たるかもと家人の名前でも出していて両方とも当選。ラッキー。でももう涼しくなってきていて……いえ、ありがとうございます。これで走った後のポカリ補給が楽になるよ〜。(hammer.mule)


http://taiyo-otoku.com/campaign/20130701_otsukaseiyaku/campaign.php
いろんなドラッグストアとタイアップしていたキャンペーン。購入したショップの当選人数はどのぐらいだったんだろう。忘れた。ダルビッシュのサインに応募が集中したに違いない。部活やってたら迷わず2リットルジャグタンクだ。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004N3C6UC/dgcrcom-22/
これにポカリ専用カバーがついてたよ

●こういう生活をしていると、定期的に肩こりが来襲する。それは毎月20日から月末までの10日間だ。日本各地の200を超える写真ギャラリーの翌月の予定を調べ、全国写真展カレンダーをつくる。データベースはメルマガ用に作ったものだから、カレンダーの自動生成まではしてくれない。すべて手作業になる。同時にデータベースの入力も進める。細かいうえ膨大な作業となる。だから、必ず肩がこる。でも、終わるといつのまにか忘れている。


しかし、今回はなかなか肩こりが去らない。たまたま「週刊朝日」を眺めていたら「肩こりは、揉まずに押さずに筋肉を緩ませて治す!」という「さとう式リンパケア」の記事があったので読んでみた。この方式は、ずいぶん前にデスクが編集後記で紹介していた(その時マジメに取り組めばよかった)。


肩こりの対処法は揉んだり、叩いたり、押したりが「常識」だ。そうすれば、一時的にせよ緩和されると思っていた。しかし、新方式は「揉まない、押さない」という真逆のケアなのである。歯科医院を経営する佐藤氏は、既に2000年ごろからこの「常識はずれ」のリンパケアを提唱している。


週刊誌では「さとう式リンパケア」の中でもとくに肩こりに効果的な「片手バンザイ体操」が図解されていた。さっそく、ただいま肩こり真っ最中でアンメルツ頼りの妻にやらせてみた。実に簡単な動作で、こんなので効果あるのかと疑うふたりであった。何回か繰り返した後、「あら! 肩が柔らかくなって、痛くない!」とニッコニコで言うではないか。うちの猛獣の機嫌がいい。こんなうれしいことはない。この体操をマスターした妻は、一日に何回かやっていて、本当に肩こりが去ったようだ。これは奇跡ではないか。


凝り固まった肩をマッサージすると、さらに筋肉が硬くなり肩こりを悪化させてしまう。肩揉みが有効であるという根拠はどこにもないのに、それが常識となると、理屈に合わなくてもやめないのが人間である。ストレッチも逆効果だからよろしくない。そう言われてしまうと、健康産業も困ってしまうだろう。わたしも昔はマッサージチェアが欲しかったけどなあ。ともかく妻はこのケアを絶大に支持して娘にも教えている。わたしにはいまひとつ効果が感じられない。もう少し理屈を学んでから本気になろうかと(そんな性格だから効かないのか)。ネットに動画がいくつもあるからお試しください。(柴田)


●続き。水没した二日後にはカメラまわりの水滴は消えていた。三日後に電源スイッチを押すが反応なし。だよねぇ、と一旦は思ったのだが、単に電池切れなのではとケーブルに繋ぐ。ああ、こわい。まだ完全に乾いていないかもしれないのに。


繋いで30秒ほど待っただろうか、電源ボタンを押すと、電池切れの赤い画面になった。おお! もしかして復帰する?


次に見たら起動中のアップルマーク。しかしなかなかロック画面にならない。よくよく見ると、マークがチラチラしている。ああ、やっぱりダメか。いいよ、3GSちゃんが頑張ってくれてるから。


その後、綺麗な横縞が表示されていた。まぁきれい。そして電源は落ちない。……さようなら4Sちゃん……。放置していたら、また充電しろと出たので、この際なんでもいいわと充電。しばらくすると、復活してたわ。画面は時々チラチラするけど、メール受信していたり、通知したり。一週間ほど様子見て問題なければSIM戻そうっと。(hammer.mule)

●日本全国で猛威をふるう「ご当地ゆるキャラ」だが、わが戸田市はまったく特徴のない東京のベッドタウンだから、キャラクターになるようなネタがない。東京オリンピックでも使われたボートコースが唯一有名だが、キャラ化しようがない。そこでわたしも、勝手にキャラをつくり、未公認ながら超有名になった「ふなっしー」にあやかろうと、夏のある日制作を開始したのであった。しかし、「ふなっしー」はかわいくない。「くまモン」は完成度が高い。


まず名前は「とだみ(戸田美)ちゃん」だ。この思いつきには妻も大賛成だ。どうせ着ぐるみだからとりあえず顔をつくる。普通の女の子顔ではつまらない。英文字のTODAで行こう。Tで眉毛と鼻、左右にOとDで目、下にAで口、簡単にできたがロボットっぽい。「オカザえもん」系というべきか。しかしあいつは不気味だ。このアイデアはしばらく寝かせておく。


ある日、戸田市のサイトを見ると、戸田ヶ原自然再生キャラクターとしてサクラソウの花をあしらった帽子と服の「とだみちゃん」がいるではないか。しかも、そこそこかわいい。そんな公募があったとは知らなかった。愛称の「とだみちゃん」を考えたのは山口県周南市の人、なぜだ? また、戸田市市民活動センターのゆるキャラ「トマピー」なるものもいることがわかった。けっこういい出来だ。こうなったからにはますます未公認・大暴れ系の「ふなっしー」路線だ。まだあきらめずに考え中。


先月のことだが、歯科医で奥歯の橋の架け替えを完了したあと、念のため全体をチェックしてもらったら、「ん? この歯もしかしたら死んでるかも」ということでX線撮影された。一週間後に、別の処置をしてもらったあと、X線撮影の結果を聞いた。かつては立てたライトボックスにフィルムを挟んで見ていたものだが、何といまはタブレット。先生は慣れた手つきでスマートに扱っている。歯科医って本当に器用。タブレットで見ると確かにわかりやすく、ちょっと感動したが、画像からは判断できかねるということで、今回は放置しましょうということになった。よかった。すぐに逃げ帰った。(柴田)


http://matome.naver.jp/topic/1MCSJ
ふなっしー
http://matome.naver.jp/topic/1MA6F
オカザえもん
http://www.city.toda.saitama.jp/DAT/LIB/WEB/1/aishoukettei.pdf
とだみちゃん
http://www.youtube.com/watch?v=N5CRQ7ihFOM
トマピー


●続き。Retinaじゃないので画面が汚い、小さい。反応が鈍い。3GSはヌルヌルサクサクしていると思っていたのに。やっぱり進化しているんだなぁ。iOSは5.0.1のままで、6.1.3にアップデートするように促された。7にはできないんだね。以前の一軍アプリが並んでいて、懐かしい気持ちになった。


で、届いたアダプターにSIMをセットして、3GSに入れたらアンテナが立った。キャリアメールもこちらに届くように。MNPしなければ、古い機種でしのぐことができるのね。続く。/友人に連絡したら、海外ドラマでも、ジップロックに乾燥剤を入れているシーンがあったと。何のドラマか気になるわ。 (hammer.mule)


http://www.yodobashi.com/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A0-SIMAD-001-SIM%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/pd/100000001001826310/
アール・エム SIMアダプターセット

●テアトル東京で70mmシネラマ「2001年宇宙の旅」を見て感動したのは45年前だ。その前後も東京の映画館で、SF大作をいくつも見たはずだ。もしかしたら「インデペンデンス・デイ」という珍作を池袋で見たのが最後かもしれない。すると、もう15年以上も映画館に行っていない。


それから今までは、WOWOWやビデオやDVDで映画を見ている。浦和の一戸建てに住んでいた頃は、大型テレビをセットした映画部屋にこもってSFやホラーを中心に見ていたものだ。しかし、映画館に行かない人生とは正しくないのではないか、そう思わされた本を読んでしまった。


原田マハ「キネマの神様」を読む(文藝春秋/2008、文庫化)。40歳を前に17年かけて積み上げて来たキャリア(シネコン担当課長と年収1000万円)のすべてを捨て去った娘。ギャンブル好きで映画好き、気持ちいいほど無責任、夜逃げも自己破産もひととおり経験して、ようやくマンションの管理人に落ち着いた父・80歳、急病で倒れたあげく多額の借金が発覚。


おかしくなるほど似たふたりである。あるきっかけで娘は映画雑誌の編集部で働き出す。そのきっかけとは、誰に読まれるあてもなく、けれど書かずにはいられない映画に対する愛情あふれる、父による文章の数々だ。


映画雑誌社がその文章をつかってブログ「キネマの神様」を開くと大ヒット。専門家が読めば馬鹿馬鹿しいほど一本調子だが、映画愛が満載のお気楽な文章は絶大な支持を得る。ようやく見つけ
た新しい生きがいに熱中する父。やがて英語版を公開すると、理論は明快、語り口は痛快、熟練の物書きローズ・バッドが参戦してくる。ふたりの戦わす白熱の映画論が絶品である。しかし、しょせんは素人の父、はたしてどうなるか。これに潰れかけた名画座のエピソードも加わり、物語は気持ち良く(出来すぎともいえるが)ソフトランディング。いや〜、面白かった。ちょっと泣けたし。


この小説で繰り返し語られるのは、「いい映画ってのは、映画館で観る。でなきゃ、ほんとの価値はわからない」である。「莫大なお金と時間、情熱と持てる力のすべて。映画人は人生を賭けて映画を世に送り出している。スクリーンに広がる世界に観客をどれだけ引き込めるか。それこそが、もっとも重要な結果なのだ。DVDで観ればいいや、と思われるような映画を作りたい映画人がいるものか」である。「映画は映画館で観てもらう。そのために、すべての映画人が努力してるのよ。そんなこともわかんないの、あんたは」


それは分かる。分かったうえで、わたしは映画館にいる無作法な人がいやでいやでたまらないのだ。申しわけないけど、パソコン画面で勘弁して欲しい。映画への敬意をもって鑑賞しますから。「聞き覚えのあるヴァイオリンの調べ。心に染みわたる、柔らかなピアノの音色。シチリアの海の風景。テーブルの上に盛られた黄色いレモン。潮風の吹き渡る、おだやかな窓辺」で始まるあの名画、久しぶりに見たくなった。市川崑の「東京オリンピック」もな。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DVJ112S/dgcrcom-22/
原田マハ「キネマの神様」


●りんごのカタラーナ。サブウェイのサイドメニュー。とても美味しい。おすすめ!/「毎日ちゃんとアップすりゃ、こんなにまとめてアップしなくていいのにねえ。」あああ耳が痛い。仕事落ち着いたら、後回しにしている諸々を消化したらと思っているうちに……。


続き。仕事スケジュールの都合で外出できず。修理しに行く時間はないわと考えて、ふと以前使っていた3GSのことを思い出す。そうだよ、3GSがあったじゃない! SIMを入れようとしたら、サイズが違う。よしヨドバシで注文だ。


ヨドバシなら当日中に配達してくれる。アダプターを購入し、3GSを取り出して充電。やっぱりいいわ、3GSの形。手に持った時しっくりくる。この子の時はトラブルなかったんだよなぁ。


4Sを買っても3GSは処分しようとは思わなかった。3GSは残しておきたいけど、4Sは完全に道具扱い。5sを買った後、4Sの処分をどうするか話題になったのは一週間前。聞いていたのか〜! 続く。(hammer.mule)


http://www.subway.co.jp/menu/sidemenu/limited_sideorder/1389.html
りんごのカタラーナ

●今井彰「赤い追跡者」を読んだ(新潮社、2013)。最近読んだ本のなかで最も熱く、最もスリリングで、最も感動的で、「一気読み」ってこの本のためにある表現かと思う。筆者はかつてNHKのディレクター、プロデューサーとして辣腕をふるい、NHKスペシャル「埋もれたエイズ報告」で日本ジャーナリスト会議本賞・放送文化基金奨励賞受賞、ほか受賞多数。2000年に立ち上げた「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」で菊池寛賞、橋田賞など受賞。エグゼクティブ・プロデューサーを経て2009年退局、小説家に転じた。「赤い追跡者」は「実際に起きた事件を基にして小説的に構築されたものである」との断り書きがある。


つまり、あの衝撃的な(見てはいないけど)「埋もれたエイズ報告」を制作した、すべての真相を知る当事者が書いたのだから、リアルなのは当たり前だ。取材の悪魔・西は今井自身がモデルである。「議論させちゃいけない。社会正義もどきじゃなにも解決しないんだよ。ドスーンと物証を突きつけて二度と抵抗させないようにするしかないんだ」という西は、封印していた禁じ手をすべて解き放つ。恫喝し、盗み、犯し、欺く。そして、エイズ会議のマル秘資料、汚染製剤報告、一号患者のカルテなどを着々と入手し、秘密をひた隠す相手につきつけ、映像を撮る。


なぜ、血友病患者は見捨てられたのか。患者はせいぜい5000人という数において黙殺され、厚生行政円滑化のために存在を隠され、日本国民のエイズ・パニック防止のために見切られた。日本国民として扱ってもらえなかったのだ。そして2000人がエイズ患者となって死んでいった。西らの制作した「消えたエイズ報告」は、こぼれ出るほどの物証と、絶望に満ちた調査報告だった。番組ごと証拠として東京地裁の法廷において上映され、和解勧告がなされる。7年におよぶエイズ民事訴訟は終結した。


「患者と家族達を地獄に落とした連中は犯した罪の代償は払わないといけない。やつらは逃げようとするだろう。だが、必ずやっつける。番組屋ごときが言っていいセリフじゃないから、黙って来た。だが、もういい。俺は弁護士や検事なんぞ、信用してないんだ。だから、俺たちの手でやる。これは民事なんかじゃ終わってはいけない事件だ。そうでなければ、患者や家族の心は決して救われない」という西の追い込みはすさまじい。必殺仕置き人。そして裁判は刑事事件に発展する。あの薬害エイズ裁判の背景がよくわかった。最高に面白い小説だった。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103341718/dgcrcom-22/
今井彰「赤い追跡者」


●続き。12月に2年縛りが終わるので、5s ゴールド64GBに替えようと思っていた。電話中に切れることが多いため、ようすを見てDoCoMoにMNPしようかなと。auは通話とネットが両立できないということだったが、そこが解消できればなぁ。


MNPだとキャッシュバックがあるし、auのLTEは速いという噂なので試してみたかったけど、このままSoftbankを使い続けるかもしれない。一番最初に本体の在庫が買えるところがいいんだけど。続く。(hammer.mule)

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