●Apple iPadが出た。電子ブック機能もついており、これが日本の電子出版にとって“黒船”になるのだろうか。と思っていたら、アップルのサイトではiBooksと電子ブックストアについての記述がない。日本では未対応である。やっぱりそうきたか。そんなタイミングで、日本印刷技術協会の月刊誌「プリバリ印」1月号の座談会「こんな紙メディアをつくりたい」を楽しく読んだ。ブックデザイナー・祖父江慎、作家・京極夏彦、印刷ディレクター・紺野慎一、編集者・太田克史という、紙メディアを語らせたら最強の4人。紙メディアならではの魅力、さいきん面白かった紙メディア、今つくりたい紙メディア、という新春らしい“平和な”企画だ。京極「つくり手の最終的な意志の結晶としてのモノ、集め並べられるモノ、そうしたモノの特性がクリアできないかぎり、電子メディアが紙媒体に取って代わることはないですよ。電子出版がこの10年、ビジネスとして苦戦を強いられて来た背景には、その辺の勘違いがあるのでしょう」太田「デジタルメディアがブレークスルーしきれないのは、紙の方法論でつくり続けてきたからではないでしょうか」などと聞くと(読むと)、なんとなくわかったような気がしないでもないが、電子メディアの方法論が語られるわけではないからやっぱりわからない。紙メディアの座談会だから、電子メディアにたいする突っ込みが足りないのは仕方がないが。京極「熨斗をつけた荒巻鮭とグルメチョイスカタログの差は大きいですよ」とはおもしろい例え。前者は紙メディア、後者は電子メディアである。たしかに電子メディアはめんどうくさいよ。キカイがないと読めないんだし。(柴田)
http://www.jagat.jp/content/view/781/318/「プリバリ印」
●昨日64メガと書いた。64ギガの間違い。/キカイがないと読めない、には同意。充電が切れたら終わりだし、お風呂で読めないし(読むことはほとんどないが)。手触りや香りがない。仕掛けのある本の楽しさも知っている。本として保存しておきたいものだってある。どういう形式になるのか知らないが、独自フォーマットだとキカイ販売中止で困ることになる(これはVHSからDVD、OS9やら何やらで経験済)。でも、文字の大きさが変えられたり、省スペース、在庫切れなし(ほか昨日書いたこと)っていうのは魅力。半額ぐらいで出してくれるなら、中古に流れていた分を著者や出版社に支払える。ビジネス書や新書、漫画などは電子書籍の方が合うと思っている。/オーディオブックも増えそう。聞くのにはiPhoneやiPodを使うとしても。ああ、音声読み上げ機能があればいいのか。/Twitterで読んだこと「リアル書店で電子書籍を売る(おすすめをうまくディスプレイする)のも意外とありかもしれない。dentomo」。書店はプロモーションの場に。「新しい本のにおいのスプレー『Smell of Books』百式」。でも日本の本と海外の本とでは香りが違うんだよね。雑誌あたりは海外のは臭い。/家族に印刷会社勤めがいる……。印刷物はゼロにはならない。販促ツールも必要。しかし。/いまから「電子書籍整理法」「ライブラリ構築法」を模索しておくか。 (hammer.mule)
http://www.100shiki.com/archives/2009/06/smell_of_books.html
新しい本のにおいスプレー。
