●篠田節子「仮想儀礼」を読む(新潮社、2008)。上下巻合わせて900ページ超の長編だが、読み始めたらとまらない。3日もかからず読了。作家になる夢破れ家族と職を失った鈴木と、事業に失敗しホームレス同然となった矢口は、新興宗教のウェブサイトを立ち上げ、虚業としての宗教活動を開始する。教義は鈴木が書いたゲームブック「グゲ王国の秘宝」そのままで、神仏諸尊はゲームキャラに過ぎない、つぎはぎだらけの虚構である。ところが、鈴木は次第に教祖らしい人格と仏教知識を持つ人物像を身につけ、教団は順調に信者を増やし、事業を拡大して行く。こんなうまく行き過ぎは必ず陥穽にはまるに違いない、ハラハラしながら読み進める。案の定、彼らはスキャンダルに巻き込まれ、マスコミの好餌となる。カルトの烙印を押され、5000人の信徒がいた教団は壊滅する。ここまでで充分おもしろい。ところが、これで終わらないのが篠田節子の容赦のないところで、最後まで残った狂気に蝕まれた女信者5人と一緒に、破滅に向かっての道行きが始まる。インチキ宗教で成功し、金と女と権力闘争で破滅というよくある話ではない。鈴木は最初から最後まで理性的で、似非教祖らしからぬ誠実さを持つところに共感できる。読み始めたらとまらない。(柴田)
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●炊飯器はいらないとか、電気代がとか言っているくせに、ヘルシオは欲しい。TVで鶏の唐揚げを作っているのを見てからなのだ。油の処分が苦手でなるべく使いたくない。油物はあまり食べないので、再利用は難しいし。そんな自分にとって、揚げないで揚げられるヘルシオは気になるのだ。鶏の皮の油で調理するんだって。パリパリしてて美味しそうだった。ヘルシオだと料理中ずっと見ている必要はなく、他のことができる。お弁当メニューだとトレイに複数の料理を並べて、一度にチン(?)できるのだ。品数増やせるならヘルシオ導入はアリだよね。/家電のことを調べていて、パソコンって安いよなぁと思ったり。家電は長持ちするから(パソコンもずっと使えるといえば使えるが)同じようなもん? (hammer.mule)
http://healsio.jp/product/axx2/ これが欲しい
http://door2009.blog.shinobi.jp/Entry/118/
チンジャオロースときんぴらと揚げチーズ焼きと入り卵が一緒に
http://blog.goo.ne.jp/doonikanarube/e/b8fbd8e301edeae30763d856fa9604c3
お弁当メニュー
http://item.rakuten.co.jp/analostyle/1247606/
ヘルシオ使うならシリコンカップもいるなぁ