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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

2009-9-11

2009/09/11

●篠田節子「仮想儀礼」を読む(新潮社、2008)。上下巻合わせて900ページ超の長編だが、読み始めたらとまらない。3日もかからず読了。作家になる夢破れ家族と職を失った鈴木と、事業に失敗しホームレス同然となった矢口は、新興宗教のウェブサイトを立ち上げ、虚業としての宗教活動を開始する。教義は鈴木が書いたゲームブック「グゲ王国の秘宝」そのままで、神仏諸尊はゲームキャラに過ぎない、つぎはぎだらけの虚構である。ところが、鈴木は次第に教祖らしい人格と仏教知識を持つ人物像を身につけ、教団は順調に信者を増やし、事業を拡大して行く。こんなうまく行き過ぎは必ず陥穽にはまるに違いない、ハラハラしながら読み進める。案の定、彼らはスキャンダルに巻き込まれ、マスコミの好餌となる。カルトの烙印を押され、5000人の信徒がいた教団は壊滅する。ここまでで充分おもしろい。ところが、これで終わらないのが篠田節子の容赦のないところで、最後まで残った狂気に蝕まれた女信者5人と一緒に、破滅に向かっての道行きが始まる。インチキ宗教で成功し、金と女と権力闘争で破滅というよくある話ではない。鈴木は最初から最後まで理性的で、似非教祖らしからぬ誠実さを持つところに共感できる。読み始めたらとまらない。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103133619/dgcrcom-22/
上巻をアマゾンで見る(レビュー16件)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103133627/dgcrcom-22/
下巻をアマゾンで見る(レビュー5件)


●炊飯器はいらないとか、電気代がとか言っているくせに、ヘルシオは欲しい。TVで鶏の唐揚げを作っているのを見てからなのだ。油の処分が苦手でなるべく使いたくない。油物はあまり食べないので、再利用は難しいし。そんな自分にとって、揚げないで揚げられるヘルシオは気になるのだ。鶏の皮の油で調理するんだって。パリパリしてて美味しそうだった。ヘルシオだと料理中ずっと見ている必要はなく、他のことができる。お弁当メニューだとトレイに複数の料理を並べて、一度にチン(?)できるのだ。品数増やせるならヘルシオ導入はアリだよね。/家電のことを調べていて、パソコンって安いよなぁと思ったり。家電は長持ちするから(パソコンもずっと使えるといえば使えるが)同じようなもん? (hammer.mule)
http://healsio.jp/product/axx2/  これが欲しい
http://door2009.blog.shinobi.jp/Entry/118/
チンジャオロースときんぴらと揚げチーズ焼きと入り卵が一緒に
http://blog.goo.ne.jp/doonikanarube/e/b8fbd8e301edeae30763d856fa9604c3
お弁当メニュー
http://item.rakuten.co.jp/analostyle/1247606/
ヘルシオ使うならシリコンカップもいるなぁ

2009-9-10

2009/09/10

●いままで各種コンテストの「応募要項」についてずいぶん文句を言って来た。それは応募作品の著作権に関して、主催者の提示する応募要項にはとんでもない記述が見られることも少なくなかったからだ。いま、いくつかの写真コンクールの応募要項をチェックすると「入賞作品の著作権は主催者に帰属する」「入選、入賞作品の版権は主催者に帰属する」なんて平然と書かれている。なかには「応募作品の著作権は主催者に帰属します。主催者は応募作品を、応募者の許諾を要することなく無償で、複製、送信、展示、頒布、加工、改変、翻案その他の利用をする非独占的な権利を有します」なんて入念なのもある。応募したら著作権をいただきます、と言っているわけだ。そんな確信犯みたいな主催者もいるし、よく知らずに習慣で記述してしまう主催者もいる。応募した作品や入賞作品の著作権は誰に帰属するかって? 作者に決まっているではないか。「日本写真著作権協会」のサイトで、「応募要項」の範例を掲載している。10点の注意書きがあり、そのうち1〜3は必須、4以下は「主催者の裁量の範囲ですが、可能な限り掲載して下さい」としている。1は当然「応募作品の著作権は、撮影者に帰属します」である。コンテスト主催者は、今後は迷わずこの「応募要項」例をコピー&ペーストするとよい。民主党政権は当然「村山談話」をコピー&ペーストしてきたが、あれよりもっとこわい「鳩山談話」なんてのが飛び出すのではないかと戦々恐々である。(柴田)
http://www.jpca.gr.jp/about/topics/photocon_guideline.html
日本写真著作権協会 「応募要項」の範例


●FMが聞けるのいいなぁ。/家電続き。炊飯器はいらないな〜なんて考えていたり。お鍋で炊く方が美味しいから。アサヒ軽金属の活力なべを買って、ちょっと古めのお米を炊いてみたが、去年買ったそこそこの炊飯器より美味しく炊きあがった。欠点は保温できないことなんだけど、古いお米だと保温時間が長くなるとまずくなる。炊きあがってすぐに残りそうなものはラップして冷凍しておけば、翌日に電子レンジで温めるだけで、ほぼ炊きあがり状態の味になる。欠点はなべ自体が重いこと。重いというだけで、ル・クルーゼのお鍋なんて買わないわよ、土鍋もきっと出して洗って、しまうのがおっくうなのよと言ってしまうような人間が、ゼロ活力なべ。素直に炊飯器にするべきか。(hammer.mule)
http://www.apple.com/jp/ipodnano/  iPod nano
http://www.asahikei.co.jp/goods/zk.html  ゼロ活力なべ
http://www.lecreuset.co.jp/  ル・クルーゼ

2009-9-9

2009/09/09

トランスバトラー [DVD]
著者:
アマゾンレビュー
欲しいものリストに
●「トランスバトラー」DVDを見る。うさんくさい、うれしいタイトルだ。DVDに入っている予告編で「トランスフォーマー/リベンジ、ターミネーター4、この夏勃発するロボット戦争に参戦決定!」なんて勝手に宣言しているが、もちろんレベルが全然違う、2007年フィリピン製のSFロボットアクションだった。図々しくも「超弩級SFロボット大作」と銘打ち、便乗してDVDを売ろうという魂胆だ。2121年異星人来襲、人類は敗北、わずかに生き残った人々を襲うロボット兵器、レジスタンスたちの絶望的な戦い、エイリアンマシン軍団VS地球ロボット軍団、惑星の運命をかけた最終戦争勃発、というナイスな設定で、メジャーで見たビジュアルのパクリばかりだが、けっこうSFXもがんばっている。以前見た「トランスモーファー」よりはましだった。意外に美女、美少女ぞろいなのに対し、男優陣は顔もスタイルもアクションもかっこ悪い。主役は足の短い太めの中年男だが、フィリピンでは有名な俳優らしい。地球軍の戦闘ロボットは廃材を集めて作ったという設定はおもしろいが、デザインは最悪というか幼稚というか。DVDパッケージはもちろん偽装。あんなロボット出て来ない。ラブシーンもなかったから、もしかしたらフィリピンの子ども向けテレビ映画か。いろいろな要素をぶちこんだ笑えるB級映画、同好の人たちと突っ込みながら楽しむのがよい。長いけど。ひとりで見るのはもったいない。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002BGHXAG/dgcrcom-22/
アマゾンで見る(レビュー1件)


●冷蔵庫は東芝の「まるごと鮮度名人」にしようと考えている。野菜室が通常の冷蔵室と一緒になっているのがイイ! 一目惚れ。野菜室にしまい込むと、下の方のを忘れてしまい、腐らせてしまったりするから。これなら冷蔵庫の中身チェックは早そうだし、献立を考えやすいような気がする。テレビは大型ほどエコポイントが高いんだが、矛盾しているような……。SONY Braviaの4倍速はきれいだった〜。液晶テレビならこれかなぁ。プラズマだと電気代かかるしなぁ。でもきっと普段はケータイのワンセグで「耳だけテレビ」になるような気がする。このBravia。Felicaがリモコンを占拠しているのはどうかと思うけど、未来はそういう生活になっていくのか? 掃除機はSANYOとパナソニックとで悩んでいる。パナのはなんといっても「ハウスダスト発見センサー」が楽しい。今も使っていて、やりがいがあるのだ。SANYOのはウエットシートがセットできたり、壁際のお掃除がしやすそう。空気に関してはどちらも良さそう。ううむ、掃除機かけた後に、水拭きすればいいだけじゃ? あっ、逆だわ、水拭きするのにいちいち掃除機出してくるよりは……いや、でもたぶん水拭きだけが必要な時って、何かをこぼした時だから、普段は一度に済ませられたら楽なんじゃないかい……ああ、もう。(hammer.mule)
http://www.toshiba.co.jp/living/refrigerators/pickup/gr_a56r.htm
まるごと鮮度名人
http://www.sony.jp/bravia/lineup/  W5かF5
http://products.jp.sanyo.com/cleaner/xwl/feature2/
ウエット拭き掃除+壁に当たると前部がガバッと開く
http://panasonic.jp/soji/p_pack/mc_p9000wx/recommend/p02.html
ハウスダスト発見センサー

2009-9-8

2009/09/08

●毎朝30分ほどの散歩のおともはコンデジ(最近そう呼ばれる。コンパクトデジタルカメラもなめられたものである)。気になる風景やモノを次々と記録しているが、あとから見るとろくなものではない。どうやら雲と鉄塔と錆びたモノがとくに好みらしい。さて、近所の生け垣に咲く大輪の朝顔を液晶モニタで覗くと、鮮やかな紫色がただの青色にしか見えないのだ。撮影してカメラ上で再生した画像も、Macにとりこんでから見る画像もただの青色、全然色が出ていない。ホワイトバランスの設定をいろいろ変えて撮影してみたが、その紫が出ないばかりか全体が不自然な色になる。Cyber-shot DSC-W110、DSC-T5では紫の朝顔は撮れない。一般にデジカメは紫に弱い、紫に強い機種でないと無理、かつてネット上でそういう記事を読んだ記憶がある。そこで10年も前のニコンCOOLPIX 990を引っ張り出した。重い、でかい、それでいて3.34メガピクセルとは笑っちゃうが、フルオートで撮影してかなり満足できるほどの紫が出たんだから、さすがにニコン。でも紫が写るから優れたカメラであるということではないようだ。かつてオフセット印刷で紫の再現はむずかしいと認識していたので、印刷会社の人に聞いてみたら、今でも単純な紫ならともかく、落ち着いた感じの紫やこげ茶色も、通常のオフセット印刷の仕組み上むずかしいとのこと。それにしても、確かに紫色なのに、モニタでは青にしか見えないという現象を目の当たりにすると「なにこれ〜」と声が出ちゃうんだな。作例をお見せしたいと思ったが、なぜかCOOLPIXからiPhotoへの読み込みができず……。あっ、民主党を撮影したら社会党が写ってる。なにこれ〜。(柴田)


●家電。量販店で見ていると、だんだんオーバースペックなものが欲しくなってくるし、カタログ(一番最初にスペック表を見てしまう)やサイトを見ると、どのメーカーのどの製品も良いもののように思えてきて、比べようがない。迷うってことは、どれ買っても同じなんだろう、買った後は比較しないだろうから、どれでも満足できるはずだ、と自分にいい聞かせはするものの。エアコンは早く冷えて早く暖まればいい。よく使ったとしても五ヶ月程度。空気清浄機能は空気清浄機を買えばいいんだし(空気清浄のためにエアコン稼働しないから別にしておいた方がいいよね。清浄機は購買リストには入れてないけど)、冷え過ぎ調整機能稼働前にリモコンで切ったりつけたりするタイプなんだから、機械に頼る必要はない。と基準を決めつつも、お掃除メカとかピンポイント送風なんてのが気になる。エアコンの風が直接当たるのは好きじゃなかったじゃないか、しっかりしろ、自分! 洗濯機は縦型が好きなんだが、ドラム式の空気でニオイをとったりできる機能はいいなぁ。SANYOにすすぎまでお風呂のお湯を使えるものがあって、試算してみたら、故障するだろう頃までに元はとれない。大阪市は水道料金が安いのだ。環境を考えて? あ、よくある「年間いくらお得!」って、自分の使い方で変化するから、試算した方がいいよん。(hammer.mule)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/09/moveeyefit/
ムーブアイ。きっといらないのよ、でも欲しくなっちゃうのよ
http://jp.sanyo.com/aqua/aq4000/  SANYO Aqua
http://panasonic.jp/wash/ouchi/  パナソニックもいいなぁ。

2009-9-7

2009/09/07

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りはめより100倍恐ろしい (角川文庫)
著者:
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●木堂椎「りはめより100倍恐ろしい」を読む(角川書店、2006、2007文庫化)。インパクトあるタイトルの意味は「(いじ)りは(いじ)めより」だと初めて知った。中学時代はいじられ続けた主人公は、高校生活を平穏に過ごしたい、いじられたくない、いじられないためにはなんだってやると、部活の仲間一人をむりやりいじられキャラに仕立て上げるが、やがて陰湿ないじりグループの口撃の次の標的は自分に。当時17歳、高校在学中にケータイで書いたというこの作品。とにかく読めたものではない文体で、読んでいるときの苦痛と忍耐とむかつきは半端じゃない。半分くらいまで来たら物語の展開がおもしろくなり、文体にも慣れて来たのでその後は一気に読めた。オチもうまいが後味はよくない。しかし、本書が言いたいところの「り」と「め」の違いが実感できない。わが世代にいじりはなかった(と思う)から、この本に書かれたいじりはイジメと変わらないと感じる。共感はまったくできないが、これを読んでいまの中高生って気の毒だと思う。
コールドゲーム (新潮文庫)
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同時に、荻原浩「コールドゲーム」を読む(新潮文庫、2008)。これもイジメがテーマ。高3の夏、主人公の中2時代の級友が次々と襲われる。犯行予告の内容からトロ吉(廣吉)が浮かび上がる。中2当時、クラス中の残忍なイジメの標的だったトロ吉が、復讐を開始したのだ。主人公らは防衛隊を結成し、警察に頼らずトロ吉を探し始める。後に「イジメ報復殺傷事件」と呼ばれるこの出来事の顛末はなかなかスリリングで、最後まで緊張が続くサイコ・サスペンスだ。実行犯の意外な正体、うまいものだ。トロ吉の復讐にやや共感を覚えるのに対し、防衛隊の連中の軽い言動にはほとんど感情移入できない。生徒諸君、いじめられたらすぐ反撃するのがいちばん有効だ。外交という戦場においても、やられたら倍返しだ、できるのか、岡田克也。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043863012/dgcrcom-22/
アマゾンで「りはめより100倍恐ろしい」見る(レビュー2件)
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アマゾンで「コールドゲーム」見る(レビュー33件)


●このメルマガの公式サイトの情報をtwitterで発信している。やっとフォロワー数が10人を越えた。どんな人が読んでくださっているのかわかるのは嬉しい。面白そうな人を探して、つぶやきをフォローしたいと思いつつ、他のことに追われてなかなかできない。いろんな形で「写真を楽しむ生活」という情報を利用してもらえたらと思っていて、そのためにメルマガだけでなく、PCや携帯、iPhoneやiPod touchでのアクセス、RSSやtwitterなどで受信してもらえたらなと。良い情報なんだけど、パソコンで読むより、通勤時間中に携帯で情報収集したいな〜なんて人、最近twitterで情報収集しているから、という人に使ってもらいたいです。サイトには簡単な投票、YouTubeで見つけた動画なんてものあるので、良かったらPCにもアクセスしてみてください〜。(hammer.mule)
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