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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●近所のレンタルショップDORAMAは、毎月第2・4火曜日の「オール100円デー」が人気で、開店時間前には多くの客がつめかけているらしい。わたしが行くのは夕方に近いから、新作映画DVDのめぼしいものは出払っている。だが、奇跡的に残っていた新作が「ピラナコンダ」というモンスターパニック映画。水着美女の背後に迫る大蛇らしき巨大生物のビジュアル。これが棚に残るのは当然で、喜んで手に取るのはわたしのようなBC級マニアだけであろう。


惨劇の舞台はハワイ、密林とか山岳奥地とか、いかにもモンスターが現れそうな場所ではなく、ほぼ観光コースみたいな平和なところ。普通のモンスター映画では、御本尊は始まってしばらくしてから、満を持してのご登場なのだが、この映画ではあっけないくらい速攻の出で、ふたりを捕食し上空のヘリコプターまで襲って墜落させる華々しさである。


モンスターから逃げ帰った人の会話:「ピラニアとアナコンダが合体したような奴だ」「ピラナコンダ?」って、その場で安直な名前までつけているw しかし言われないと気がつかないぞ、ピラニアなんて。正体は体長30メートルものアナコンダで、頭がピラニアだという。だがピラニア顔は間抜けで、まるで怖くない。全然効果ないじゃん。このナンセンスな合体、遺伝子云々とかいった説明もない。


ストーリーは紹介するほどでもない。次々と補食されていく人間たち、またもやセクシーなお姉さんが! モンスターが獲物の周りに胴体で大きな円を描いて囲み、逃げ場をなくすシーンはなかなかよかった。ほとんどが丸呑みでCG血糊効果、芸がない。こいつはストーリーと無関係だから食われるなと思うと、その通りに。一番の美人とスタントマンの主役ペアは最後まで生き残り、ついにピラナコンダを爆死させるが……。なんだかパート2ができそうなエンディングで、こりゃ楽しみだw さすがアルバトロス。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AZVQQ8Y/dgcrcom-22/
ピラナコンダ


●ロビは10万人以上が作っているんだって。京セラドームの最大収容人数が5万5千人だから、2公演分ぐらい。プロ野球だと3万6千人なので、3試合分。 ロビ(ロボット)に興味があって、作ってみようと思い、14万出す人がこんなにいたのね。140億円が動くってことか。海外でも売ったら凄い経済効果になるね。


そのロビがいる「グランドフロント大阪」通称うめきたに行ってきた。知り合いから招待状をもらったのだ。混雑しているところは苦手なので、3ヶ月から半年は足を踏み入れることはなさそうだと思っていたよ。いまだにUSJ行ってない……。仕事に追っかけられながらダッシュ。第1目標はロビの実物、第2目標はラボ、第3目標は雰囲気を味わうこと。


大阪駅から地下と2階連絡通路とで直結。南館の奥に北館がある。ラボ、ショールーム、飲食店、ショップ、ホテル、オフィス、劇場、コンベンションセンター、イベントスペース、病院、銀行。エリアにはマンションもできる。南館にはパナソニック(松下と書きかけた……)のショールーム。北館には産学連携のラボ。人の集まる場所である梅田に、ビジネスや学びの場所が、何かが生まれそうな場所ができてワクワクする。(続く)(hammer.mule)


https://twitter.com/zacke/status/327013928154566656/photo/1
ロビの実物は2階のラボにいるよ。動いてはいないけど。
https://twitter.com/robogarage/status/326737111720022016
「十万人以上が作ってる週刊ロビ。実は完成した実物を誰も知らない。今日から柏タカシマヤで公開します。」2013年4月24日


https://twitter.com/zacke/status/327242043623608321
グランドフロント大阪北館を7階から見下ろしたところ。
http://www.grandfront-osaka.jp
グランドフロント大阪
http://umeda-connect.jp/special/vol10/part01.html
「約7haの敷地には、JR大阪駅につながる『うめきた広場』、266店の専門店が集まる『SHOPS & RESTAURANTS』、感性と技術が融合するクリエイティブな場所『ナレッジキャピタル』、関西初出店の高級ホテル『インターコンチネンタルホテル大阪(6月5日開業)』、高層オフィスタワー、グランフロント大阪 オーナーズタワー(分譲住宅)が集まります。」


http://www.asahi.com/business/update/0424/OSK201304240038.html
賃料ネックでオフィス内定「2割」
http://media.yucasee.jp/posts/index/9215
大阪・梅田「最後の億ション」が成約ラッシュに沸く
http://www.gfo525.com/
グランフロント大阪オーナーズタワー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130422-00000101-san-bus_all
車止めでホテルマンが駐車場に車を運ぶなどのサービスを検討

●毎朝の一番の楽しみは読売新聞の「編集手帳」を読むことだ。集合ポストから新聞を取り出し、わが部屋に戻るまでの10数秒さえ待ちきれず、読みながら歩く。食卓でフジパン本仕込みを食べながらじっくり読む。この看板コラムを11年も書いているのが、当代随一の名文家・竹内政明氏である。「『編集手帳』の文章術」(文春新書、2013)は、この名人が文字数の制限されたコラムの執筆で、苦労しながら体得した独自の文章術を公開したものである。


文章の書き方については、かつて向井敏「文章読本」にものすごく感動したものの、すっかり内容を忘れ(嗚呼、読み返さなくては)、最近では野口悠紀雄「『超』文章法」こそ最高のノウハウ書であると断定したものの、すっかり内容を忘れ(嗚呼、読み返さなくては)、なのであった。今度こそ竹内政明スタイルを盗み取ろうと読み始めたら、たちまち付箋だらけだ。小学生の「辞書引き学習」みたいだ。笑ってためになる、まさに前代未聞の文章読本である。


まずは「私の『文章十戒』」で恐れ入る。文章を書くときに自分に言い聞かせているルールのご披露、これはすばらしい。コラム書きを目指すわけではないが、これはすごく役に立つ。文章の「構成」についてもそうだ。また、筆者にとっての「出入り禁止」の言葉たち。嫌いな言葉や虫酸の走る言い回しを並べている。ただし言葉狩りにあらず。


<……する機会があった/ちょっと待って欲しい/……と言っても過言ではない/就活/意気投合した/こだわる/売り/定番/なあに/合掌。/立ち上げる/説明責任/上から目線/アイデンティティ/ぱくつく/癒し/絆> どこがどういけないのか、それぞれの罪状が書き出されていて、まったくその通りだと思う。


手垢がついた陳腐な言い回しの東の横綱は「ちょっと待って欲しい」、西の横綱は「ここに一枚の写真がある」ではないかという。これ、今も朝日新聞でよく使われているような気がする。格言やことわざが使われていたら出来の悪いコラムだと見当をつけて、まず外れはないらしい。これも朝日新聞に……。付録に「うまい表現」「気の利いた言い回し」コレクション。人生で一度は使いたい表現がいくつか。こことは別の章にあった感動的な表現、「妻を憎んで、人妻を憎まず。」うまい、うま過ぎる。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166608967/dgcrcom-22/
「編集手帳」の文章術


●大阪マラソンのチャレンジランに申し込んだ。去年は落選。今年はどうなるか? 6月上旬に結果が届く。


大阪マラソン公式アプリのバナーを見た。『ハシログ』。橋下さんの何か? と素で思ってしまった。いえいえ、走る、でした。トレーニングを記録するためのアプリ。走行マップ・記録・計測・FacebookとTwitter連携に加え、今走っている距離がわかる音声読み上げ機能があるんだって。距離に応じたアドバイスまであるらしい。もちろん無料。(hammer.mule)


http://www.osaka-marathon.com/

サイドナビの下に「ハシログ」バナー
https://marathon.eonet.jp/  
ハシログ

●昔の美少女ホラーといえば……ということで、もう美少女の顔も内容も忘れていた「キャリー」(1976)と「サスペリア」(1977)のDVDをレンタルして、二晩続けて見た(なにやってるんだか)。ところが、わたしの思いこみはみごとに外れた。キャリーは冴えない陰気娘で、とても美少女とは言えないし、「サスペリア」のスージーはいちおう美少女系ではあるが、眉が濃く、いつも目を見開いている。美少女ホラーという括りでは外れだな。「昔の」というのだけが当たり。


「サスペリア」はショッキング・ホラーの大ヒット作で、「決して、ひとりでは見ないでください」という映画公開時のキャッチフレーズを思い出す。しかし、今見ると恐怖度も残酷度もたいしたことはない。売り物であった恐怖を表す音楽がうっとうしく、実際の音響との境界がない。息を殺して部屋を廊下を進むときは、リアルな音だけのほうが効果的なのに、ジャンジャカ音楽や効果音が流れるのはどうにも不可解だ。主役の美少女をこれでもかというくらい徹底的に怖い目にあわせるべきなのに、それほどでもない。


「キャリー」はとにかく主役のキャリーに魅力がない。内気でのろまでやぼったい(化粧すると多少はかわいくなるが)。そういう物語だから適役ともいえるが、見映えしないこと夥しい。むしろ宗教狂いの母親のほうが美人である。かわいそうなこの二人だが、演技が評価されてアカデミー賞にノミネートされた。最後のカタストロフィ、前に見たときはもっと凄かった記憶がある。それにしても、弱い者に対する底知れぬ悪意といったら……。超常現象より普通の人の悪意のほうが怖い。男より女のほうが罪深い。


「キャリー」はリメイク版ができていて、日本公開は11月とか。予告編を見ると、こっちのキャリーはかなりの美人で、とても「いじめられっこ」らしくない。クライマックスはなんだかスカッと爽快に見える。scariest movies top30とかいう記事をどこかで見たが、6位に「キャリー」が入っていた。1位は「ローズマリーの赤ちゃん」、以下「ドーン・オブ・ザ・デッド」「エクソシスト」「The Ring」「ハロウィン」……次のテーマは「昔の恐怖映画」とするか。しかし、レンタルショップでは「旧作100円」が、けしからんことに軒並み値上げされているのだ。 (柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0048BP002/dgcrcom-22/
サスペリア
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000HOJSL6/dgcrcom-22/
キャリー
http://www.youtube.com/watch?v=VCpnRZUzbcE
キャリー リメイク 予告編


○昨日のエクセル話。Windows版Dreamweaverだと.xlsxをそのまま開くことができるらしい。知らなかった〜! 「.xlsxはOpenDocument Format(ODF)ですよ」との指摘をいただきました。ありがとうございます。日々の業務に直結している勉強優先で、エクセルは後回しになっています。もっと勉強しなきゃですね。


とか書いてるけれど、勉強時間がとれているかというと疑問。ちょっとずつ前進しているとは思っているが、キャパオーバー。キャパはまだ増やせるはずなので、心理面でのハードルがうんぬんかんぬん。とにかく時間の使い方と体力をつけるのと段取りと要領と容量〜。(hammer.mule)

●「どうもプーチン大統領は、メドベージェフ首相を葬ることにしたようです。」と書くのはメルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の北野幸伯氏。プーチンは2000年から2008年まで、4年2期、計8年大統領を務めた。この期間にロシアを大復活させた。だがロシアの規定では、大統領は連続二期までしかできない。そこで弟子のメドベージェフを大統領にして、プーチンは立場的にはNO.2の首相を4年やった。


そして2012年の選挙で勝利し、プーチンは大統領に返り咲き、約束どおりメドベージェフを首相に任命した。メドベージェフの時代に大統領任期が変更され、4年から6年に延ばされた。これでプーチンは短くて6年、長ければ12年大統領の座にいられる。


さて、プーチンとメドベージェフの関係は良好であるとされていたが、事実は違う。メドベージェフは、大統領になると米英に接近してプーチンに反逆し、約束を破り2期目を狙った。しかし、プーチンとの権力闘争に破れ首相になった。大統領に復帰したプーチンだが、なぜさっさとメドベージェフを切らないのか。それをやったら、プーチンに逆らったからだと国民にバレバレになる。そこで、国民が望むからというかたちでメドベージェフを葬ることにした。で、今ロシアで何が起きているか? それは次号で……という内容。おもしろい。おもしろ過ぎる。


ちょうど北野幸伯「プーチン最後の聖戦」(集英社インターナショナル、2012)を読んでいたところだ。プーチンはいかにしてロシアの絶対権力者になったのか? プーチンはいかにアメリカを没落させたのか? アメリカとロシアはなぜ和解したのか? そして最後は、プーチンはどうやってアメリカにとどめを刺すのか? 恥ずかしながら初めて聞いたことばっかり。まるでトンデモ系、陰謀系みたいで信じ難い。だが、どうやらすべて真実らしい。本文中に転載された新聞記事には、この本で書かれたことがバッチリ事実として載っている。しかも文章はじつにわかりやすい。子供でも読めるだろう。


筆者の読みによれば。近い将来、ドル暴落とインフレがアメリカを襲う。大規模な世界経済危機が起こる。エネルギー革命によりアメリカは復活するだろうが、もはや世界の覇権国家たりえない。中国は、2018年末から2020年ごろに、日本のバブル崩壊に相当するできごとが起こる。よくて「高度成長はもう無理」、最悪「共産党独裁体制の崩壊」までいく。中国の栄華は案外あっさり終焉を迎える、ナイスな見立てだ。できればもっと早くそうなって欲しい。筆者がこの本を書いた意図は「世界がいまだに戦国時代であること」を日本人に知ってもらいたいからだという。よくわかった。面白いけど恐ろしい。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797672250/dgcrcom-22/
プーチン 最後の聖戦
http://www.mag2.com/m/0000012950.html
ロシア政治経済ジャーナル


●エクセルファイルに画像が貼られていることって、たまにあるよね。お客さんが指示とデータ受渡しを兼ねて作られるファイル。で、このエクセルをweb保存したら画像は抽出できるんだけど、貼られた後のリサイズに合わせて書き出すものだから画質が落ちる。なので、画像の抽出は、シート上で必要なもの選び、Photoshopにコピペしてた。


.xlsで来たものを.xlsxに保存しなおし、拡張子を.zipにリネーム。これを解凍したら「docProps」「[Content_Types].xml」「xl」というファイルやフォルダが出てくる。xlフォルダの中には、「drawings」「theme」「worksheets」「sharedStrings」「styles.xml」「workbook.xml」「_rel」とともに「media」。このmediaフォルダに画像がおさまってた。知らなかったよ〜。/.xlsをそのまま.zipにリネームしてみたが解凍できず。(hammer.mule)


http://www.fujicom.co.jp/salon/it_info/55/55.html
エクセル2007の裏技「シート内の画像だけを抽出」。Macでもできました。

●レンタルショップで古いホラー映画のDVDを何枚も借りた。これらの映画はかつてVHS録画で大量に所有していたが、9年半前の引っ越し時に「怒濤の捨て捨て症候群」に陥り処分してしまったものだ。大量のレコードもカセットテープも殆ど捨てた。いまならアナログ音源もVHSも簡単にデジタル化できるのだから、捨てずにとってあれば、デジタル化作業自体も楽しめたのにと思う。


いまになって、捨てなくてもよかったのじゃないかと、未練の気持ち混じりに思い出すモノがある。それらは、もし今あったとしても使いものにならない。無用の長物だ。それでも部屋のどこかに置いてあれば、その美しいデザインを眺めるだけで気持ちが安らぐことだろう。もちろん、それを理解できない妻の気持ちをかき乱すだろう。それは、TEACのカセットデッキA-450と、日本ビクターのビデオデッキHR-3300である。


TEACカセットデッキA-450は40年ほど前に、安月給のわたしが思い切って約8万円を投じ、秋葉原で購入したものである。じつは性能については難しい理屈を理解できず、効果的な録音・再生ができたかどうか怪しいもので、それこそ「猫に小判」だったけれど。とにかく大きくて重かったが、いかにも重厚でメカニカルなデザインにゾッコンで、見て触っているだけで満足していた。


日本ビクターのビデオデッキHR-3300はVHS初号機である。新婚のわたしは約25万円もするそれを分割払いで購入した。当時の原付バイク4台分の価格。仕事でTVCMを録画したいからというのが動機だから、我ながらエラい。社内で3番目に買ったのが平社員というのも話題になった。このキカイは本当に仕事の役に立った。ただテープが超高価格で、少ないテープを使い回していた。


その後、ビデオデッキはVHSもベータも何台買ったか。SONYのVHSはいまも現役だ。もはやお役御免ということで、発作的にHR-3300は捨ててしまったのだが、実に惜しいことをした。デザインはいまでもまったく古びていないもの。ほんとに何だったんだろうと今思う、何かに憑かれたように捨てまくった日々。なお、愛用していたニコンFとオリンパスPEN-Fは、一番その価値のわかる友人にいきなり送りつけた。とても可愛がってもらっているようで嬉しい。(柴田)


TEACカセットデッキA-450
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/a-450.html


日本ビクターVHS第1号ビデオデッキHR-3300
http://www.nipponsei.jp/hajimete/hajimete09_01.html


●急がば回れ。本当にそう。一から学べば時間を短縮できたような気がする。と仕事で痛い目に遭いながら考えるのであった。


しかしこれを学んで次に活かせるのかと考えると、一から学ぶ気力は生まれないのであった。一時的な流行でなければいいのだが。


テーブルレイアウトで何でも実現できるようになったと思ったら、CSSが来たり、新しいタグや定義が追加され、ブラウザやデバイスが増え、技術は移り変わり衰退していく。基礎ができていれば、の基礎がぐらぐら。自分でサーバ立ててみたことは今でも役立ってはいるけれど、実務には使えない。


書店で大きなスペースを占める、タイトルに使われる単語も変わっていく。20年以上前の本が大きな顔をしてる分野だってあるのに……。


以前なら学んだ分のリターンはあったが、今はどうだろう。複雑になったわりに見合わないものが増えた。できる人に、なるべくお願いしようっと。年とったなぁ……。 (hammer.mule)

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