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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

2010-9-2

2010/09/02

●この8月で「写真を楽しむ生活」は満8年を経過しました。ご愛読ありがとうございます。


●梅佳代2年ぶりの新作写真集「ウメップ」を見る(リトルモア、2010)。税込み2,100円だがバカスカ売れている。早くも3刷、5万部突破だという。B5変型、ハードカバー、オールカラー140ページの丈夫な造本。表紙は「Umep」「Umekayo」だけ、背表紙に「ウメップ 梅佳代」、奥付は「Umep ウメップ」とある。いっ
たい正しい表記はどれだ。前書き、あとがき、作者経歴、写真解説やデータなど一切なし。1点1ページ断ち切り展開、ところどころになぜか白紙のページが計8ページ、なにかの区切りなのか、意図がわからない。最初と最後の見開きに滝らしい風景写真を配するが、これは失敗写真の代表みたいな出来。なにか意味がある
のだと思うが、よくわからない。かように不親切な本だが、1点1点のスナップはさすがに梅佳代ワールド、見ていてあきない不思議な面白さが満開である。このさい写真技術など関係ない被写体勝負。これら被写体に、なんと言って近づきシャッターを押しているのだろうか。ところで表紙にもなっている、幼女3人号泣のシーンの謎は? 作者がどこかで明らかにしているかどうかは知らないが、うちの娘に推理させたら「町内の手作りお化け屋敷イベント、ご褒美のシールをもらったけど、こわかったよ〜と泣きやまないの図」とのことで、そうかもしれない。というように1枚1枚勝手なストーリーを考えて楽しめる。おもしろいぞ梅佳代、あなたは最高だよ。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898152929/dgcrcom-22/
→アマゾンで見る(レビュー4件)


●おととい書いた「sh15uya」。1話の無料視聴できるところがあった。フルスクリーンモードでどうぞ。/「ご飯がススム」。CMは見たことない。料理研究家こうちゃんのキムチ、らしいのだが、こうちゃんの番組や本、サイトは見たことも読んだこともない。というよりなんとなく敬遠していたよ(アマゾンのレビューで同じように敬遠していたという書き込みが!)。名前を知っている程度で、急に出てこられたな〜と思っていたのが数年前。で、このキムチ。キムチを食べる習慣はないのだが、家族がたまたま買ってきたものを食べて、病み付きに。いまは週一程度で食べている気がする。辛すぎず、どちらかというと甘くて、なんだか癖になる味。カクテキと辛口もあるのか。近所のスーパーでは白菜のしか売っていないな。コンビニでも売っているという話聞いたよ。(hammer.mule)
http://www.b-ch.com/biglobe/ttl/index.php?ttl_c=332
1話のみ無料
http://www.pickles.co.jp/susumu/
ご飯がススム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4391626470/dgcrcom-22/
読むべきか……

2010-9-1

2010/09/01

●早くも9月、すでに秋のはずだが猛威をふるう暑さは一向に衰えをみせない。そんな夜はBC級SF映画を笑い飛ばすに限る。てなわけで「アバター」の便乗作品らしき「アバター・オブ・マーズ」DVDを見る。パッケージは素晴らしすぎるが、例によって偽装である。なにしろBC級、パチもんの総本山アルバトロスの作品だ。原題はなんと「PRINCESS OF MARS」、あのE・R・バロウズの「火星のプリンセス」ではないか。このSFは、40年以上前の創元社推理文庫の帯に「007号の痛快さと風太郎忍法帖のおもしろさをSFの世界で再現した波瀾万丈の宇宙活劇」と書かれていた古典の傑作である。武部本一郎の表紙絵はいま見ても美しい。2012年にディズニー映画(アニメ?)として公開予定だというが、一足先にちゃっかり実写映画化(おそらく低予算で)して、ほんのわずかに「アバター」に似た設定を以て便乗作品として売り出すんだから、商魂おそるべしアルバトロス。この映画の最大の見所は「囚われた絶世の美女・火星のプリンセス」のはずである。ところが、このお姫さまが全然美しくない。姫というより農婦というかオジサン顔の中年女で、ナイスバディでもない。40歳超の元ポルノ女優だそうだが、なぜこんなお方を? いくらなんでもこれはない。ホラーだ。なぜこんな目にあわなくてはならんのか。暑苦しい夜がますます酷いことに。こわいものみたさで見るのでしたら止めはしませんが。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003E33RUA/dgcrcom-22/
→アマゾンで見る(レビュー3件)


●iPhone・iPadアプリの「ワオっち! シリーズ」。無料のキッズ学習アプリ。しりとりや迷路で遊べる。以前お世話になった方が開発に携わってらっしゃるのであった。「おうちにかえろう しりとり」は、次の単語をイラストで選ぶもので、まだ文字の読めない幼児が言葉を覚えるのに良さそう。「おなかめいろ」は傾きやドラッグで出口に向かわせるゲームだが、出るとはトイレがあって、ああだから「おなか」なんだなぁと。子供ってトイレ好きよね……。甥らにさせてみたいなぁ。げらげら笑って遊びそう。/絵本アプリも公開されていた。「ねこちゃん どこに いった?」。英語と日本語が選べ、タップすると音声再生するアプリ。こちらは350円。後記でiPadは膝の上で子供たちが〜と書いたことがあったが、まさにそれ。甥らにさせてみたい。  (hammer.mule)
http://waochi.wao.ne.jp/  ワオっち!
http://itunes.apple.com/jp/app/id383301628?mt=8
ねこちゃん どこに いった?

2010-8-31

2010/08/31

●藤原新也「死ぬな生きろ」を読む、というか眺める(スイッチパブリッシング、2010.6)。13×187センチ、厚さ約4センチ、弁当箱のようなボリュームの408ページ。白地に墨文字のシンプルな装幀の本。目次はあれどノンブルがない。書き下ろしというが、テキスト部分は少ない。なぜなら写真と書の本だからである。四国を巡った88の写真に88のシンプルな単語や言葉をつけ、それを書で表現している。たとえば「ふたり灯して帰る」「祈る人の海」「枯れゆく花の死化粧」など。作者は「あるシチュエーションを写真で語り、それに一つ一つ単語や言葉を選んでいくことによって、一種のシーンを表現していった。そこから読む人は何かを感じ取り、感じたことで読む人の気持ちがぱっと開いていく。そういう本にしたいという思いがあった」とサイトに書く。その究極の言葉は、活字でなく自らの書であらわすことで作家としての存在を残す。そういう構造の本なのだ。この作家の写真が優れていることはわかるが、書のほうの評価がどうなのかわからない。だが自信満々な感じもする。何度も何度もページを繰る。わかるのもあるし、わからないのもある。「この本は人を選ぶ本である」「この本は踏み絵のようなもので、その人の鈍感力と想像能力の程度を測る怖いところのある本だと思う」と作者は書く。わたしはこの本に選ばれなかったひとりであろう。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884182928/dgcrcom-22/
→アマゾンで見る(レビュー4件)
http://www.fujiwarashinya.com/
Shinya Fujiwara official site


●特撮好きの友人と会話をしていて、新垣結衣の女優デビューが特撮だと知った。コスプレしていて、その意外性に驚いていたら、面白いドラマだったよ〜と。Wikipediaや東映のサイトを見ると、確かに面白そう。友人からDVDを借りて見ることに。「sh15uya シブヤフィフティーン」。舞台は109の横に108(東映)が建っているシブヤ。そこにいる15歳の少年少女はチームを作って縄張り争いをしているが、「こわれた」15歳がいると、ピースという処刑人が現れて殺してしまう。ガッキーはこのピースと戦う少女役。15歳たちはシブヤから出ようとしても、何故か出られない。最初から謎が山積みで、食事中にと軽い気持ちで見始めたのに、食事を忘れて見入ってしまう始末。回を重ねるごとに謎が増える。ラスト近くの回で謎は解けるものの、予想した理由ではなくて驚い
たし……(ここは感想が入るが書くとネタバレになるので削除)。貸してくれた友人に、あれはどういうこと? これってああだよね、でもそうなると……などと質問攻めしてしまった。演技に関
しては、15歳役群は稚拙なところはあるものの、ストーリーや世界観に引きずられる。スタントに変わったな〜とか、ワイヤーだな〜とか、ここのCGはちょっとな〜とか、急に現実離れしたシー
ンになるよなぁとか思ってしまうのだが、アクションシーンの構成も面白くて(凄いぞ!)、これまた、まっいいや、と思ってしまう。予算あったら、映画だったら凄いものになったんだろうな
ぁ。主人公は女の子が男の子の役を演じている。もう一人のヒロインは仮面ライダーキバや555に出演していた芳賀優里亜。彼女の演技良かったよ。総監督が仮面ライダーシリーズの田崎竜太、
脚本は同じく仮面ライダーシリーズやアニメを手がける米村正二。ガッキーのコスプレ衣装(スーツ)造形は劇団☆新感線の竹田団吾。ピース役マーク武蔵は、映画「アバター」のモーションアク
ターなんだって。15歳という微妙な年齢だからこそのお話。面白かったよ〜。今の技術でのリメイクも見てみたいな。(hammer.mule)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Sh15uya
Wikipedia。見るなら前情報なしで
http://tvarc.toei.co.jp/tv/sh15uya/
東映公式。ガッキーのコスプレが見られるよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00103BXI4/dgcrcom-22/
レビュー満点だわ

2010-8-30

2010/08/30

●中野俊成「巨大仏!!」を見る(河出書房新社、新刊)。B5変型、横型96ページの写真集である。実物大ガンダムは身長18メートルだが、それを超える巨大仏は国内に67体もあるという。この写真集には40メートルから120メートル(牛久大仏)まで16体、および鎌倉大仏(13.35m)以上ウルトラマン(40m)以下の準巨大仏12体の写真を収容する。作者は人気放送作家で、あるとき大船観音に出会って衝撃を受け「全国にある大仏を見に行こう」と決意、約3年かけて全国を撮影して回ったという。この分野では宮田珠己「晴れた日は巨大仏を見に」(白水社)という名著がある。そのビジュアル版ともいうべき本がこれで、巨大仏マニアは両者必読である。ともに巨大仏の魅力を「ぬっと現れたときの違和感」だという。よくわかる。作者は、そのなんともいいようのない胸がざわっとする違和感を味わいたいが一心で現地に赴いていたのだが、そのうち目的が変わり、巨大仏の撮り方に腐心するようになる。機材はズームレンズ一本と一脚、フットワークを軽くして、巨大仏がいちばん魅力的に映るアングルはどこかを捜す。日常感のあるところに、ぬっと巨大仏が入ると違和感が倍増する。なんという素敵な「巨大仏のある風景」写真だ。作者はプロカメラマンではないが、実にうまいなー。添えられた一行コメントが笑える。とりあえず、一番近い牛久大仏に行かなければなるまい。涼しくなったら。(柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309272045/dgcrcom-22/


●CNiO「iPhone特集」のお手伝いに行ってきた。懐かしい人にお会いできたり、新興勢力を知ったり。Android携帯「Nexus One」を触らせてもらったり。Widgetが便利だわ。iPhoneアプリの作り方やら、実態やらを知る。でもお目当ては後半のWebアプリ。iPhone、iPad対応のWebアプリなので、Mobile Safariの機能のみ追求すれば良い、というのが嬉しい。実際のコードを見て、試しに作ってみたくなった。よしだゆたかさんのセミナーで、このコードで「こういうことができます」の後のアプリ例が想像以上。応用力があるとここまでできるのか。/iPhoneアプリ制作で有名な中学生のてふ君。堂々とした講演ぶりに舌を巻く。灘中学校に通う、彼と彼の友人にいろいろ聞いてみた。勉強時間は15分という人がいれば、夏休みは13時間で英語は3歳からという人もいてばらばら。共通していたのはゲームをしないこと。するより作る方が楽しいという回答あり。映画やアニメもあまり見なくて、ドキュメンタリー系が好きなのだとか。てふ君は子供の頃からWindowsを触っていたが、iPhone購入をきっかけにMacを触りはじめ、そこからMacの魅力に取り付かれたそうな。約2年しか触っていないのに、彼が生まれる前のMacやコンピューターの歴史なんかも勉強。ジョブズに会ったことがないという話なので、カンファレンスに行かないのかと聞いたら、18歳以上じゃないと参加できないのだそうな。そんな制限があったとは……。あっ、このチーム、Linuxのカーネルバグを指摘したこともあるんだって。日本の将来、面白くなりそう〜。(hammer.mule)
http://osaka.cssnite.jp/vol23/  CNiO 23
てふ君らのサイトは↑のリンクから

2010-8-27

2010/08/27

●寝苦しい夜が続く。それでも寝ながらエアコンは苦手なので、足元方面にある扇風機に首を振らせている。適当なタイマー設定しているので、夜中に暑くて目が覚め、またスイッチを入れる。朝5時、テラスに面したガラス戸を開放する。部屋の中を風が通ってようやく暑さがやわらぎ、6時半までまた一眠りする。一晩中ガラス戸を開けていればきっと快適だが、わが家は一階だからそうはいかない。朝5時、既に明るい夏空とセミの声、そんな頃と比べるとだいぶ暗くなって来た。半月くらい前からツクツクホーシが鳴いている。この声を聞くと夏休みの終りが近い、まだなにもやっていない(冷や汗)、そんな焦燥感を半世紀のあいだ抱き続けている。いまだにそうだ。夏の終り、国民不在の愚かな私闘・民主党代表選が行われる。読売新聞の編集手帳はこう書く(8/26)。〈「挙党一致」などと漢語を用いず、意味のわかりやすい和語で言うのがいいだろう。「味噌も糞もごちゃまぜ」と。〉。ま、後者の方が圧倒的に多いな、あの党は。菅も小沢もどっちもどっち、他に誰もいない。自民党だって同じだ。このあとの政界ガラガラポン、楽しみだな。(柴田)


●昨日書いた飾り細工。飾り包丁の方がいいですね。/ネタがないので、まとめサイトから。「秋葉原を逆から読むと、本当に聖地になった」では、地名を逆から読むと、小説やゲームの地名のような印象になるという話。「聖地マヤカオ」「雷鳴都市ギチト」「神々の住む天界モズイ」「砂の都市リトット」「最大の港町ガルツ」など。なんかかっこいー!/日本のお弁当が海外で人気、という記事から。NYやフランスで流行っているらしい。節約になるし、栄養バランスが良く、見た目がきれい、腹持ちも良いとのこと。ポケモンやドラゴンボールを見ていて、あれは何なんだろうと疑問に思い調べたという話もあった。最近のキャラ弁まで真似されている。お弁当箱が可愛いという話まであって、海苔用パンチ(穴開けパンチのようなもの)が輸出されていたり、作り方の本が書店に並ぶ。そういやイギリスでホームステイさせてもらっていた時、遠足のお弁当は、チーズをはさんだだけのパンが紙袋に入っているだけだったなと遠い目。キャラの顔の形のお弁当箱って可愛いよね、当たり前になりすぎて意識したことなかったけど。専業主婦と兼業主婦とでは、お弁当に格差が出たりしない
のかな。タコさんウィンナーとか、うさぎリンゴとか、うちの母も頑張っていたんだなぁとふと思ったり。今の私には無理だなぁ。貼られていた動画を見て思ったこと。お弁当だからってお箸で食べることもないと思うんだが……。いやぁ、しかし凄いわ、作っている人たち。才能埋もれている主婦多いと思う〜。(hammer.mule)
http://kaisun1192.blog121.fc2.com/blog-entry-1361.html
カサオオってあんまり面白くないなぁ
http://pype.blog28.fc2.com/blog-entry-1904.html
貼られている動画を見るだけで楽しい
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51758424.html
リアル?フェイク?LIFE誌の撮影した写真で真偽判定
http://waranote.livedoor.biz/archives/1251434.html
突然だけどキリンって見た目バケモンにもほどがあるよな
http://i.matomenomori.net/
まとめの杜

YouTubeで見つけました!

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