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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●西原理恵子・吾妻ひでお「実録! あるこーる白書」を読む(徳間書店、2013)。表紙には小さく「協力:月乃光司」の名前もある。鬱病・失踪・アルコール依存の苛酷な記録をベストセラー「失踪日記」にまとめた吾妻ひでお、日本一有名なアルコール依存症者の妻としての実生活ネタを「毎日かあさん」にぶちこんだ西原理恵子、「酒という地雷」を踏んだふたりの実録トーク集。というふれこみの本だが、この二人だけでは話がまとまらない。月乃光司がいなかったら、ここまでの体裁は整えられなかったと思う。


月乃光司は自らのアルコール依存症を克服した、その実態や対策に詳しい人物である。三人のうちいちばんマトモである。西原理恵子も実体験から学んだ理論を持っている。吾妻ひでおはあんまり役に立っていない(体験談はおもしろいが)。それなのに、ネームバリューは低いとはいえ、鼎談で一番活躍している月乃光司を、単にオブザーバーとして小さな扱いをする編集者はどういう了見なんだ。本の編集もそうとう粗いし。


アルコール依存症の有名人といえば赤塚不二夫、中島らも。その酔っぱらっている姿も含めて読者に愛されて来たが、テレビドキュメンタリーでは「支えていた周りの人々」が美談として紹介される。だが彼らの存在が、依存症を長引かせ二人を破滅させたのである。依存症者を善意のつもりで助ける、助けてしまう人をイネーブラーというのだそうだ。致命的な勘違いをしている人々だ。依存症は当人も周囲も認めることが大切で、そこから治療がはじまる。


西原は言う。「やっぱり(アルコール依存症の)認知度を高めて、病気の身分を上げないとだめなんですよ。病気なのに、みんなは道徳で叱る、宗教観で叱る、でもサイエンスでしか見ちゃ行けないんです。みんなが知識を持っていれば、病気なんて治せるんです」「ある日、その人だけ、お酒が覚醒剤になってしまう病気です。もう本人のせいなんていえない。途中で気づけとか、意志の問題ってみんなはいうけどそんなの無理」だそうである。


わたしも「アルコール依存症」なんてこわい病気のことは知らなかった。度の過ぎた酔っぱらいがいても、せいぜいアル中、酒乱、とか呼んで軽く見ていた。酒さえ飲まなければいい人なんだけどねえ、なんて人も最近では身の回りにいない。自分自身、酒で失敗した経験はないし今後もないだろう。(柴田)


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「実録! あるこーる白書」


●大阪はどこのおうどんも美味しいでござる。だしとお揚げさんが美味しいのは今井。美々卯も美味しい。が、杵屋や家族亭も十分美味しいと思う。これだけ書いて、大阪以外発祥ならどうしようと調べたが、みな大阪発や大阪本社であった。(hammer.mule)


http://www.d-imai.com/
道頓堀 今井
http://www.mimiu.co.jp/
美々卯
http://www.gourmet-kineya.co.jp/index.php
杵屋
http://kazokutei.co.jp/
家族亭

●懲りないわたしはまた見てしまったゾンビ映画。今度は「ゾンビ・アルカトラズ」である。アルバトロス系だからBC級なことは最初からわかっている。でも、「脱獄不可能な監獄島は人類最後の要塞となった」という惹句が気に入った(アルバトロスの惹句が大嘘であることは、いままでのイタい体験からわかっているはずなのに)。


ゾンビの一群が海中から立ち上がり上陸寸前なのはアルカトラズのはずだが、やつらの背後に見えるのがアルカトラズであるという、ビジュアルの矛盾はどうしてくれる。これでは、アルカトラズからやってきたゾンビということになる。まあいい、アルバトロスのビジュアルが大嘘であることは、いままでの……以下略。


「20XX年、世界はゾンビに支配された。アルカトラズ島にたてこもったわずかな生存者たち。死者の侵入を防げるのは、もはや監獄の檻しかない。そして人類の運命を賭けた、明日なき戦いの幕が切って落とされる。」……ナイスな設定である。ところが、アルカトラズにおける戦いは始めの方でそれなりにあるだけで、ヒロインたち数人は(実際、登場人物は多くない。ゾンビは多いけど)早々とアルカトラズからゴムボートで脱出してしまう。って、それでいいのか。


その後は、廃墟となったサンフランシスコ市内で、ゾンビとの遭遇戦が延々と続く。意外と動作が速いゾンビ、橋脚を這い登って来るタフなゾンビ、潮にのってアルカトラズ島に泳ぎ着くゾンビ、メイクも含めて意外に品質がいいゾンビたちであった。


ゾンビに噛まれた妊婦は、赤ん坊はどうなる?(このへん描写はグロい、怖い)手を噛まれた男は即座に腕を切断して汚染を防ぐシーンもあり、ゾンビ映画としては上出来であった。ダニー・トレホ、主役級の存在感だったが、ゾンビの不意打ちで自分もゾンビ化し、あっさり仲間に始末されてしまう意外な展開が笑える。


ゾンビに噛まれた人間はすぐにゾンビ化して人間を襲い、ゾンビに噛まれた人間はすぐにゾンビ化して人間を襲い(……きりがない)どんどん人間のゾンビ化は拡大して行くのだが、そもそもゾンビは人間を喰うために襲うのではないのか。すぐにゾンビになられては食らいつくわけにはいかんだろう。いつまでも飢餓状態が続く生ける死体の状態がゾンビなのか。他のゾンビ映画では、人間をバラバラにして食らいつくゾンビの姿もあった。ゾンビのお食事については、わたしの人生ではまだ解決していない問題だ。(柴田)


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「ゾンビ・アルカトラズ」


●本を裁断しなくてもスキャンできる「ScanSnap SV600」が登場、まぁどうせお高いんでしょ? 一応調べてみますか、やれやれとkakaku.comに行ったら、51,488円と書いてあった……。


銀行員の頃、書画カメラを使ってた。ずいぶん昔なので、今とは違っているだろう。手形なんかを撮影し、何かあったら、フィルムをセットして、ずらしながら探し、調べていたわ。今だと一発検索できたりするんだろうなぁ。(hammer.mule)


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7/12発売。アマゾンだと60,639円だった。

●三橋貴明「いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由」を読む(WAC、2013)。韓国経済がヤバいということは断片的に知っていたが、たとえば妻に解説できるほどの知識はなかった。この本にはその理由が明解に示されていて、なるほどこういうことだったのかと納得納得。


筆者の用いる手法はスマートである。ネットの公開情報を詳細に分析し、偏りのない立場でストレートに真実を提示してくれる。一目でわかるデータ付きだから、説得力抜群である。PART1は「韓国経済が完全崩壊するこれだけの理由」を18項目、PART2は「韓国国民がどん底に堕ちるこれだけの理由」を14項目、それぞれ見開き2ページで、図表やイラストを用いて簡潔で明解な解説がある。


PART3は「韓国国民が腐敗しているこれだけの理由」を15項目。これは経済とは直接関係はないが、韓国人の本質(よく言われている韓国の宿痾)を突いていて、これでは経済もおかしくなるのは必然と誰しも思うだろう。合計47項目を見開きで簡潔にまとめた構成で、本文ほぼ100ページという身軽さだから読みやすく、いまの韓国の姿を知るには手っ取り早く、非常に重宝である。しかも980円と安い。電子書籍はhontで783円だが、100円ぐらいで販売して日本国民の多くに読んでもらいたいものだ。ハングル化して拡散するのもいい。


PART1とPART2はデータそのものの解釈だから、ここまではっきり直接的に解説されたら、韓国人の誰でも理解できると思うが、一般国民は何も知らされていないのだろう。でも、データは公開されているのだから、それなりに知識のある人はわかっているはずだ。「留学生の多いのは荒んだ国内事情の裏返し」であり、「国を捨てて海外逃亡する『愛国者』たち」が多いのも、データからはっきり読み取れる。逃げ出したくなる韓国人の気持ちは理解できる。


日韓関係が悪くなって困るのはだんぜん韓国である。日本が韓国経済の生死を握るといっていいほど重要な存在であるという事実は、データを見るまでもなく明らかである。韓国人もそれが分かっているのにあえて目をそらし、反日・侮日を叫び続けている。それが国策なんだからしょうがない。もはや韓国の経済を日本が心配する必要はない。なるようになってください。(柴田)


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「いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由」


●鳩がベランダの手すりにいた。うちは16Fで、こんなところにも来るんだ〜、鳥が家の中に飛び込んでくると幸運って言うけど〜なんて思っていた。窓が開いていたので、実際に飛び込まれては大変だと閉めに行ったら、飛び立った。


しばらくして、手すりに大きなお土産があることに気づいた。家人に伝えると、そりゃそうなるだろう、「鳩さんが来てる〜」なんて、またメルヘンに思ってたんじゃないだろうなと言われ、え、そう思うのってメルヘン? と返したら呆れられた。そういうもの?(hammer.mule)

●恋愛ファンタジーというジャンルなのだろうか。映画「トワイライト」のシリーズ、DVDで5枚を一年かけてようやく見終わった。第一部が2008年というから、第5部まで4年がかりの制作だったのか。「トワイライト〜初恋〜」ではすばらしく美しい二人だなあと感心した。とくにベラ・スワン役のクリステン・スチュワートにホレボレ、何度か映像を止めて「きれいだ……」と呟く怪しい年寄りであった。


ストーリーは理解できるが、ヴァンパイアのエドワードに人狼族のジェイコブを加えた、ありえないような三角関係がうっとうしく(物語構成で重要なところなのだが)、二人のラブラブシーンはかったるい(早送りしちゃう)。


最後の「トワイライトサーガ/Breaking Dawn Part2」になると、エドワードはすっかり若々しさがなくなり(不老不死のはずだが)、ベラも顎の目立つきつい感じの女になってしまった(こういうのも好きだけど)。結局、シリーズ通してきれいだったのはアリス役のアシュリー・グリーンだった。


また、ヴァンパイア王族側の少女(?)ジェーン役のダコア・ファニングが、メークのせいもあるが凄絶の美貌(ポートレートでは普通の子)。ほかにもいい感じのヴァンパイアお姉さんたち。どこ見ているんだと言われそうだが、まずは女優達でしょう。


ヴァンパイアの王族ヴォルトゥーリ勢と、エドワードらカレン家の呼びかけで結集した世界中のヴァンパイア勢+人狼族の決戦がクライマックス、ここはとても素晴らしいビジュアルで、二度見した。決着の仕方には賛否両論の「シカケ」があって(わたしは賛成)、ハッピーエンドになるが、この物語は何だか続きそうな気もする。続かない方がいいと思うけど。


引き続き、完全やりすぎパロディ映画「最狂トワイライト」を見た。「Breaking Dawn」ならぬ「Beaking Wind」は、放屁するって意味。とにかく徹底的にお下劣下ネタ連発のおバカ映画で、これ見てガハハと笑えるのはバカなアメリカ人だけだろう。いちおうよくできている。


とくに絶妙のそっくりさん動員で、だれを演じているのか一発でわかる(ベラとジェイコブは似ていない)。本家の名場面そっくりに演出し、なぜかジョニー・デップの名キャラ達が乱入したり、色んな映画のパロディまである。角川グループは「トワイライト」本編と同時にこんな便乗バカ映画も販売しているんだから、節操がないというか、冗談がわかるというか。純真トワイライターは見ちゃダメ。(柴田)


http://www.the-twilight-saga.jp/breakingdawn2/
「トワイライトサーガ/Breaking Dawn Part2」公式サイト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AW0KI00/dgcrcom-22/
「トワイライトサーガ/Breaking Dawn Part2」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00BFHBYJS/dgcrcom-22/
「最狂トワイライト」


●スマートペンの続き。アメリカの株価なんかも、ノートに書けばディスプレイに表示されたりするけど、実用的ではない。Appleので試してみたよ。


ペンの認識スピードは、私のミミズな走り書きを知る人にならわかってもらえるんだけど、相当早くても問題なし。カメラでの認識なので筆圧が低くてもOK。ただ、悩んだりする時に、書いたメモのすぐ上で、ペンを動かす癖のある人は注意が必要。ノートには書かれていない糸くずのような線が、Evernote上にいっぱい。


livescribeのアカウント作成をし、Evernoteと連携登録すると、スマートペンのメモや音声のアップロード専用に毎月無料で500MB(音声約70時間分)の追加アップロード容量がもらえる。もっと必要ならEvernoteのプレミアム会員に登録。


2GBタイプは「ノート2万ページ・音声約200時間が記録できる」そうで、8GBタイプだと音声約800時間。そして1年間のプレミアム会員がもれなくついてくる。私はたいていWi-Fiに繋がる環境にいるので2GBにしたよ。


iTunesカードの割引販売があちこちで期間限定でやっていて、20〜25%OFFの時に買いだめしている。プレミアム会員にはiPhoneアプリのアドオンで登録して、ちょっと節約。長期的に使うなら、ソースネクストの3年分。優待で8,200円だったよ〜。どちらにせよ、登録するなら、円安でレート変更する前がお得。(hammer.mule)


http://www.sourcenext.com/product/pc/oth/pc_oth_000897/
日本での販売代理店、ソースネクストのページ。
http://evernote.com/intl/jp/premium/
プレミアムにする10の理由
http://www.sourcenext.com/titles/evernote/use.html
Evernote三年分がキャンペーンで8,200円だった。正規価格は年4,000円。
http://www.sourcenext.com/product/ios/use/i_use_000832/
Cardfulも試してみるかな

●「久住昌之のこんどは山かい?」を読む(山と渓谷社、2013)。雑誌「ワンダーフォーゲル」に連載されたエッセイ「越境するグルメ」7本に新作2本を加えて構成された「オヤジハイキング」本。筆者は「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」など漫画の原作作家のほか、エッセイスト、ミュージシャンとしても活躍中だ。


この多忙オヤジが、今度は山登りという行動を起こした。果たして、とっても面白かったという。「こんどは山かい?」って、あちこち手を出す筆者に対する外野からの声のような気がする。


オヤジ3人組による山登りのテーマは「軽い山、下りたら温泉、地元の居酒屋」で、関東周辺の超ビギナー向けの山を巡っている。これぞ、おじさんの遊園地”登山”だ。ナイスなコンセプトだ。奥多摩・むかし道をはじめ、真鶴半島の魚つき保安林、鋸山、官ノ倉山(わたしも2回登った)、榛名山、三原山(わたしも2回登った)、大楠山など、それでも「登山」かい? といいたいお気楽コースばかりである。


とにかくゴキゲンオヤジ・久住昌之満開の本で、掲載された写真のほとんどすべてが歯をみせた笑顔である。久住昌之のアイドル本かい。変なのは、写真と同一そのまんまの画が、表紙をはじめ何か所か出て来ることだ。意味がない。各編最後に、居酒屋で出た定食やらメンチカツやら、1ページにひとつヘタな画が出ているが、そのあとのページで写真が出るんだから、意味がない。むりやり和泉晴紀の画を出すのは、コンビで「泉昌之」名義だという配慮なのか。


久住昌之が(原作で)描く日常チマチマ漫画は味わい深い。そのチマチマ感がハイキングでも出て来る。「自分のダメなところや、苦手なことや、かっこ悪いところや、無知なところや、意地悪なところが、チョロリ、チョロリ発見される」のである。そんな味覚のエッセイのあとに、コース案内と地元グルメファイルが見開きで。まあ、これがなかったらこの企画の意味がない。関東編というから、今後は関西編も出るのだろう。うらやましい仕事だ。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4635080064/dgcrcom-22/
「久住昌之のこんどは山かい?」


●スマートペンの続き。ノートは中国製。紙質はアメリカンなノートより繊細。日本製の最高品質のものには及ばないし、ドットのため滑らかさは落ちるが、よくあるコピー用紙並。色はうっすらブルー。全ページに切り離し用のミシン目がついている。


5cm角ぐらいの付箋があればいいのに。RHODIAのNo.11(74x105)ぐらいのでも。HDDレコーダーからBDに焼いた時にタイトルをメモするでしょ。CSだと再放送が結構あって、それも一年後とか三年後とかに放送されたものなんかだと、以前焼いたかどうか忘れるってことは多くて。入力するのは煩わしいから(のちのち便利なんだけど)、付箋にタイトルをメモしたら、Evernoteにあがると楽だなぁと。


A4、A5に加え、メモパッドが売ってるから、このメモパッドを買って代用すればいいか。サイズは125×75(5×3インチ)。図書カードやメモジョッター、情報カード類の大きさ。続く。(hammer.mule)


http://www.livescribe.com/store/20070723002/p-200.htm
3″ x 5″。カバーつきの外寸は3.375″ x 5.375″ US$12.95
http://www.sourcenext.com/product/pc/oth/pc_oth_000897/
ソースネクストでは1,800円。送料入れると2,290円
http://www.bloc-rhodia.jp/collection_01.html
RHODIA

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