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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●地球深部探査船「ちきゅう」が、愛知沖でメタンハイドレートの試験採取に成功した。海底からの採取は世界で初めてである。どこの誰が成功したのかというと、経産省から委託を受けた独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)」などである。


JOGMECは「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム」の一員である。政府主導のこのコンソーシアムは、今まで巨額を費やし南海トラフなど太平洋のメタンハイドレートの探索・採取に取り組んだが、ほとんど成果がなかった。だから、この成功はめでたいことであろうが、いったいいくら無駄遣いしてきたんだよ。


一方、日本海側では海底面に露出したメタンハイドレートが発見され、低コストで採掘できる可能性があることはかなり前から知られている。だが、コンソーシアムは、なぜか筋の悪い太平洋側しか調査していない。これについては、独立総合研究所の青山繁晴氏が著作やネットなどで衝撃的なことを語っている。Wikipediaにはこうある。


「一方、巨額の予算がつく政府主導の南海トラフに対して、低コストで採掘できそうな日本海側の研究には年間250万の予算しか付いておらず、船を動かすためには(略)一日300万円は必要になってくる。調査のための予算が下りないことについては、石油利権に絡む東大教授や国会議員や企業などが採掘に対し反対の姿勢をとっていることが原因ではないかとの主張もある。」


経産省は、日本海での作業の調査費として、2013年度予算案で87億円を要求している。しかし、この純国産エネルギーはいつごろ活用できるようになるのか、まったく見通しは立っていないようだ。メタンハイドレートを本格生産すれば、日本は世界有数の資源大国になるはずだが、国の取り組みはいかにもスローペースだ。やはり、純国産エネルギーが確立しては困る既得権益や外国の妨害があるからではないのか。これはトンデモ陰謀論ではない。(柴田)


●Livescribe続き。このノートにはペンで扱えるキーボードやコマンド用アイコンなどもある。そこをペンでタッチすれば命令できる。MeやGoogle Drive、Facebook、DropboxのアイコンがWifi Share内にあるので、連携できるのはEvernoteだけではなさそう。


専用ソフト『MyScript for Livescribe』を使えば、手書きのものがテキスト化される。対応言語には日本語があった。Mac・Windows両対応。


『Text To Table』は、手書きの表がExcelデータに。計算式も入れられる。これは日本語未対応だとは思うけれど、出先でiPhoneいじって入力するより、ノートで考えながら、下書きがてら使うってのはアリよね。あ、間違った時はどうするんだろう? 音楽ソフトでは×をつけていたけれど。続く。   (hammer.mule)


http://www.livescribe.com/ja/
Livescribe公式
http://allthingsd.com/20121108/take-smarter-notes-with-livescribes-sky-wi-fi-pen/
この動画がわかりやすい
http://www.visionobjects.com/en/webstore/myscript-for-livescribe/description/
MyScript for Livescribe
http://www.pckapps.com/texttotable.html
Text To Table
http://www.pckapps.com/video.html  
動画
http://www.delawareonline.com/VideoNetwork/596644432001/Talking-Tech-Livescribe?nclick_check=1
キーボードを書いて演奏
http://pen.intergrader.net/musiccomposer.htm
MusicComposer。音符を書けば再生される。使い方難しそう

●成毛眞「このムダな努力をやめなさい」を読んだ(三笠書房、2012)。いまさら、うまい世渡りや成功などまったく関係がないから、このような功成り名遂げた人の垂れ流す(といっちゃあ悪いけど)刺激的な提言を読んでもびくともしないが、うまいこというなあと感心するすることしきり。わたしが言いたいセリフもあったが、成功者じゃないからだめか。世の常識と反対のことも言ってるけど、かっこいいなあ。


筆者は若い頃から、つねに「頑張らない」「我慢しない」「根性を持たない」という三原則をモットーにして来たし、今も、これからもそうだという。自分が「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で思う存分本領を発揮する。それが成功への最短距離である。だから、ムダな努力をしているヒマなどないという。そのご立派なモットーで成功してきた筆者だから、言ってることに説得力はあるが、なんだか後付けの理屈じゃないのかと思ってしまうのは凡人のひがみか。


「ムダな努力」と縁を切る12のルール。ものごとに執着しない。あっさり妥協する。八方美人にならない。精神論に振り回されない。「いい人」を信用しない。「できる人」を演じる。無理して社交的にならない。運をムダ使いしない。人に「情け」をかけない。残業はしない。相手を”理解”しようと努めない。くだらない人間と付き合わない。


これはいい。意外にまともなことを言う。そのルールの理由も納得できる。しなくてもいい無駄な努力をやめる方法としてかなり強力だ。若いわたしだったら洗脳されちゃいそうだ。”努力家”が知っておくべき10のこと、なんて章もある。「偽善者になるな、偽悪者になれ」か。ここでは、またもや娘自慢をチョロっとしている。役に立ちそうなこと、そりゃどうかなと思うことがいろいろ書かれている本だが、一番おすすめしたいのは凡人サラリーマンだ。悪い刺激も受けそうだが。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837924689/dgcrcom-22/
このムダな努力をやめなさい


●テストがてら、外でairpenを使っていたら、『Livescribe(The Livescribe wifi smartpen)』がWifi対応でいいよ〜と、M下さんから教わった。もちろんEvernote対応。Wifi版は後発で、それまではUSB接続のみだったようだ。


書いたものがそのままEvernoteに飛ぶので、連携しているハードなら何でも閲覧可能。遠隔地にいる人にも見てもらえる。Evernoteを共有して見てもらう方法もあるな。オンライン授業にもいいんじゃないかな。UstreamやYouTubeで配信するとホワイトボードの文字が見えにくかったりするから。スライドよりは、その場で書いた方がわかりやすい時もあるし。先に読んじゃって退屈しちゃうこともあるし。


こちらは音声の入出力ができ、その音声とノートの位置がリンク。ページを戻っての追記もできる。ペン本体にWifi感度や時刻表示するディスプレイつき。受信器は不要。専用のノートを使用するため、ランニングコストがかかるのがネック。ペン先も専用品なので書き心地にこだわる人には向かない。続く。(hammer.mule)


http://www.livescribe.com/ja/
Livescribe公式
http://www.livescribe.com/ja/images/smartpen/accessories/wifi-smartpen_paper_controls.jpg
キーボードやコマンド用アイコン
http://jp.techcrunch.com/archives/20121029livescribe-sky-wifi-review-the-perfect-pen-to-take-notes-when-you-cant-use-a-laptop/
Livescribe Sky WiFiは、手書きメモを取りながら録音もできる受信機不要のデジタルペン

●3月9日(土)の朝。前夜はWBC日台戦がおこなわれたが、0対2で負けているときに、もういいやとテレビを消して早々と寝てしまったのだが、夢の中ではさらに点をとられ続けて、いつまでたってもそのイニングが終わらないのであった。


ポストから読売新聞を取り出し、歩きながら1面をチェックするが、WBCの記事がない。やっぱり負けたのか。リビングで新聞を1面から順にめくって、とにかくスポーツ欄へ急ぐ。すると、「侍、延長で台湾撃破 総力戦 執念見せた」とありホッとした。


ところが、40面の番組欄を見てビックリ。TBSで6:25から「WBC2次ラウンド〜東京ドーム」という中継番組が掲載されていて「侍ジャパン崖っぷち! 今夜負ければ大会敗退 見せろ日本野球の力! WBC3連覇の偉業へ夢をつなげ侍戦士たち」だという。なんじゃこれは〜! 日本台湾に負けたんかい。そう、これは負けた時用の番組構成なのだ。番組欄12版の締め切りのタイミングで、エラい人がそれで行け、と指示したのだろうか(スポーツ面は13版である)。


今回のWBCテレビ観戦にあまり熱心になれなかった。第1回、第2回は集中しすぎて疲れ果てたから、今回はこれくらいの醒めた感じでいいだろう。始まる前から、3連覇は無理だと思っていた。1次ラウンド通過は当然のはずが、意外な苦戦が続いたので、これでは2次ラウンド敗退でも仕方がないだろうと苦々しいあきらめの気分だった。ところが、昨夜の対オランダ戦のコールド勝ちを見たら、コロッと一転気分も機嫌も良くなり、ここまで来たら、いけー3連覇だ!


今回のWBC、過去2回にくらべてわりと平穏な気分でいられたのは、対韓国戦がなかったからだ。あらゆるスポーツで対韓国戦はイヤだ。もちろん日本が勝てばうれしいし、相手の健闘を称えたいものだが、韓国に対してはそんな気にはならない。ましてや負けたりすると最悪の気分だ。勝っても負けてもイヤ〜な感じ。「永遠のライバル」なんてあっちが勝手に言うだけで、そんなものはありませんて。(柴田)


●『airpenPocket++』続き。読み返すかどうかもわからない。そんなのがほとんどだから、iPhoneで、ゆがみ補正アプリも使わずパシャパシャ撮ってEvernoteに送ってもいいかもしれない。ノート専用のEvernoteアプリを用意し、そこからだとそれ用のノートブック行きに投稿するようにしておけば、整理もせずに済む。


ルーズリーフやコピー用紙を使い、メモが埋まったらマメにScanSnapする習慣を根付かせてもいい。外出時に古いノートが参照できればいいだけだ。書いててairpenを買った意義が……。


ペンの替え芯は4C互換。LAMY2000(持ってる)などと同じ。付属のKFS7は0.7。細くて使いやすいが、普段使う水性やゲルインクにしたい。濃くて細いのが好き。ZEBRAのは径がほんのわずかだけ太いらしくて悩む。(hammer.mule)


http://www.airpen.jp/
airpen公式
http://www.jwima.org/pen/index.html
替芯互換表。日本筆記具工業会
http://mukeifont.exblog.jp/13411936
ずっとZEBRAの4C芯を入れ続けようと腹をくくれば、致命的な問題でもない
http://blog.livedoor.jp/editors_brain/archives/1696203.html
LAMY2000の4色ボールペン「改造」。「ゲルインクに交換」の巻

●北川智子「ハーバード白熱日本史教室」を読んだ(新潮新書、2012)。少壮の日本人研究者が、ハーバード大学で日本史を大人気講座に変身させた、という。しかも若くて美人、Dr.Kitと愛称
で呼ばれる大学の人気者らしい。こんなおいしい話、出版社が放っておくわけない。サクセスストーリーを書いて下さいと申し入れた、と想像するがたぶん間違っていないと思う。


彼女の日本史のクラスが16人から始めて、251人の履修者が押し寄せるかつてない人気を呼んだのはなぜか、その現象はたしかに興味津々だ。だが、本人自らが「そのルーツをたどるようにこの本を書いてみた」(変な表現だがそう書いている)ってのが問題なのだ。


筆者はこれまで100人超えのクラスを2つ教えていて、「ベストドレッサー」賞や「思い出に残る教授」賞を受賞し、先生としての通知表はずばぬけて優秀だ。たしかに32歳でこれほどの成功を収めるとは、よほど有能なのであろう。しかし、ご自慢のオンパレードが鼻について、おおいに興ざめである。異文化で育つとこういう日本人になってしまうのか。このようなテーマは、第三者が客観的に書いたほうがいい。ネタ自体はドラマチックなんだから。


ところで、肝心の新しい歴史概念という「Lady Samurai」の講義は拍子抜け。今までにない斬新な講義だ、とはとうてい思えない。日本の一般向け教養講座であるかもしれない内容で、アメリカだからこそヒットしたアプローチではないのか。もうひとつの日本史講義は、アクティビティ中心の授業スタイルの「KYOTO」で、わりと面白いプロジェクトだ。デジタル機器の発達した現在だから可能になった方法ではあるが。


筆者は「歴史は時代にあわせて書き換えられます」とすごいことをいう(中韓の人か)。サムライを前面に押し出す歴史叙述は世界基準からして相当な時代遅れになっている。サムライだらけの歴史では説得力がない、という。そんな歴史叙述、日本でやっていると思ってるの? また「日本のイデオロギーを目に見える形で作ろう」という。なんだ、それは。「日本とは何か、という質問に対してしっかりとした答えを構築すること」だという。それならわかる。ちょっとびっくりした。やっぱり、本書のタイトルはほとんど詐欺である。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410610469/dgcrcom-22/
ハーバード白熱日本史教室


●『airpenPocket++』続き。買って最初にすることは、受信器の充電。USBでOK。ペン本体に電池を入れ、ペン先をボールペンに差し替え。Bluetoothのペアリング。MacやiOSにアプリをインストール。MacやWindowsアプリは公式サイトのサポートページ→ダウンロードから。Evernoteと連携できる。


USBに差したままでも使用可能。Bluetooth接続できていなくても、書いたものは内部メモリに保存され、後で送信できる。受信器をノートの端にクリップ止めし、ペンを使う。試しにMacのアプリを立ち上げて、反応を見ながら書いてみる。線の強弱は出ない。書くスピードが早いと、書き出しの一画のうちの半分がメモできていない。文脈で意味はわかる。


欠点といえば、先に書いたページに戻って追記できないこと。いつでも受信器を用意しておかないと、ノートの全ページ保管はできないこと。この「いつでも」はなかなか難しい。割り切って打ち合わせの時、アイデア出しの時だけにするか? 続く。(hammer.mule)


http://www.airpen.jp/
airpen公式
http://ascii.jp/elem/000/000/597/597991/
airpenとBoogie Board、Androidで作る「手書きクラウド」

●映画「ゴールデンスランバー」で軽妙な殺人鬼を演じた、濱田岳という俳優が気になっていた。この映画はとくにおもしろいとは思わなかったが、殺人鬼キルオのシーンだけはもう一度見たい。その後、「ロボジー」でのマジメで弱気な会社員役もいい感じだった。そんな彼が主演の映画「みなさん、さようなら」の予告編が興味深かったので、原作の久保寺健彦「みなさん、さようなら」を読んでみた(幻冬舎、2007)。


最初の4ページで、主人公は中学に行かないと宣言し、母(父とは離婚)は、行きたくないなら行かなくてもいいと認める。中学の担任の説得も受け入れない。彼は団地の中だけで生きて行こうと決意する。こりゃまた荒唐無稽な設定である。そうとう無理筋だが、物語の設計は大丈夫か? 納得させてもらえる仕掛けなんだろうな。こんな制限の中でどれほどうまく主役を動かせるものか、期待しながら読み進める。


彼は団地を出ないのではなく、出られないのだった。団地から出るのが怖いのだ。坂を下れば団地の外に出られる。恋人と一緒に一歩を踏み出そうとすると、猛烈な動悸と息苦しさで半狂乱の発作を起こす。彼が団地を出られなくなった理由は、本の半分すこし前でやっと語られる。それは小6の卒業式で彼の隣席で起こった同級生の刺殺事件だ。なるほどトラウマは分かったが、説得力は弱い。その後は、トラウマを克服するであろう彼の成長物語。


結局、12歳から30歳までの18年間、彼は団地を一歩も出ない。その間の出来事は、よく考えられていると思う。なんとなく不吉な雰囲気が漂い、安心して読んでいられないけれど、最後までよくひっぱってくれた。青春讃歌というより闘病記か。ただ、彼にはまったく感情移入できない。濱田岳をイメージしながら読んでいたが、この映画はあまり見たくないなと思うのであった。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/xx4344014154xxxx/dgcrcom-22/
みなさん、さようなら


●昨日のエネループ。独禁法の関係だという記事を紹介してもらった。旧デザインのものは、大手小売店では売り切れらしい。ありがとうございます。


『airpenPocket++』を買った。このペンにはボタン電池が使われていて、電池寿命連続筆記で90時間程度らしいのだが、エネループを日常的に使っていると、使い捨てするのは、もったいない気になるわ。


airpen自体は2007年12月には欲しいと書いていた。が、その頃はWindows版しかなかったか何かで断念。いまごろ買った理由は4つ。ノートにメモをとる機会が増え、古いノートを参照したくなることが、ごくたまにあること。Evernoteのプレミアム会員になったものの、ほとんど使っていないこと。MacやiOS対応をしていること。Bluetooth接続ができること。続く。   (hammer.mule)


http://anond.hatelabo.jp/touch/20130302105531
eneloopを残すつもりだったPanasonicと独占禁止法と国際経済競争
http://www.airpen.jp/
airpen公式

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