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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●SF映画「プロメテウス」DVDを見た。「人類最大の謎 それは人類の起源 人類をつくったのは神ではなく 進化でもDNAでもないのか」とかいう予告編ムービーと新聞広告しか見ていなかったため、そんなめんどうくさい話は敬遠したいと思ったが、「エイリアン」の原点みたいなものだという情報もあり、ともかく見てみるかと。嗚呼、イントロから意味不明。でも、その後はなんとかストーリーについていけたし、映像もすばらしく、なかなか面白かった。


あとからWikipediaを見ると詳細なストーリーが掲載されていた。これを読んで初めてストーリーが理解できた。こんな話だったのか。ちょっと違う捉え方をしていた。イントロの意味もわかったが、初見でわかる人はいるのだろうか。まあ、見終わってから理解する人はいるだろう。わたしはダメだったけど。タイトルからしてこの映画には多くの隠喩が仕込まれている。深読みするとさらに面白いのだが、わたしはこの未知の惑星における戦慄の出来事を見つめるだけで満足だ。


公式サイトを見ると「エイリアンの原点 すべての謎が明らかに」と堂々と書いてある。この映画は「人類の起源」ではなく「エイリアンの起源」を見せるものだった。笑っちゃうほど不死身の女科学者(地味顔だけど)、思考や行動が謎のスーパーアンドロイド、この二人は続編にも出るという。でも、「エイリアン」とどうつなげるんだろう。また「ブレードランナー」続編にもつながっているともいう。


ネットでは「プロメテウス」の謎の多い展開に対する見解やツッコミ、酷評など多く見られるが、そのエネルギーはすごいものがある。ストーリーを克明に書き出したサイトもある。何度もDVDを見直さないと指摘できないだろう。もう一回見ようかな。今度は吹き替えでなく。ブルーレイの特典映像は11時間とか。欲しい。ブルーレイディスクプレーヤーも欲しい。ということはフルハイビジョンテレビもか。このさい、「エイリアン」も見直すかな。(柴田)


http://www.foxmovies.jp/prometheus/
「プロメテウス」公式サイト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009NPC70O/dgcrcom-22/
「プロメテウス」DVD


●『Mailbox』続き。Gmail本体に登録してある署名がつかないため、リストには「要作業」「要調査」「返事待ち」と並び「要返答」を作成。返事はWebブラウザかGmail公式アプリから。近しい人にはそのまま返答しちゃうけど。


たくさんたまってきてどうにもならなくなったら? リストの一番下に受信箱内のメール数が表示されていて、この一行を右にスワイプ、左にスワイプで、一括処理が可能。


アーカイブ、削除、延期、リストによって、Mailboxの主旨である受信箱ゼロが実現したら、「You’re all done」の文字とともに、日替わり写真がメールボックスのロゴでもある受信箱の形に切りぬかれて表示される。タップすると写真全体が見られる。続く。 (hammer.mule)


http://www.mailboxapp.com/
Mailbox。動画あり。いまはGmailのみ利用可能

●上野正彦「自殺の9割は他殺である」を読む(2012、カンゼン)。サブタイトルは「2万体の死体を検死した監察医の最後の提言」。筆者は監察医を30年務めた法医学者で、死体所見から「実は私は殺されたんです」という被害者の声を聞くことができる。「死体は語る」「死体は生きている」「死体は知っている」など著書多数。


「自殺は他殺だ」という考えは経験上、以前から持っていた。表現が乱暴で適当ではないと思っていたから、これまでこういう言い方を控えて来た。しかし、最近いじめられっ子の自殺が増えてきたことで、その思いを変えざるを得なくなった。いじめによる自殺の原因は、間違いなくいじめの加害者側にある。この現状を見過ごすことはできない。「自殺は他殺だ」ともっと世間に訴えていく必要がある。それが本書執筆の動機である。


筆者は解剖を通して死者と向き合う。もの言わぬ死体が「先生、私は自殺とされていますが、本当は死ぬしかないところまで追い詰められたのです。どうかこの無念をわかってください」と語りかけるのが聞こえる。なぜ自殺するまで誰も救いの手を差し伸べられなかったのか、無念さと怒りの感情がふつふつと沸いて来るという。


いじめ自殺をなくすための筆者の提起──自殺原因を徹底追究する。いじめと犯罪を区別する。いじめ自殺は他殺に等しいと考える。「いじめのない学校」ではなく「いじめに正面から取り組む学校」を評価する。いじめは卑劣な行為であることを啓蒙する。いじめの日常化を防止する。「第1章:子どもは決して“自殺”しない」は教育関係者は必読だし、年間3万人の自殺者を出す“自殺大国”となった日本で、広く各分野の人にも読んでもらいたい本だ。


「人間というのは、誰でも自分の意志とは無関係にこの世に生まれてくる。人が生まれてくることに、その人自身の意思は一切関与していない。これと同じように、死ぬときもやはり自然に死ぬべきであり、自殺のように自らの意思で死を選ぶのは不当であると考えている。(略)生あるものはみんな死に向かっている。だから生きている間は、この時間を懸命に生きるべきだと思うのである」──いままで読んだ“自殺をしてはいけない理由”のなかで一番素直に受け取れたのが、この死体と会話できる人の言葉だった。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862551599/dgcrcom-22/
自殺の9割は他殺である-2万体の死体を検死した監察医の最後の提言


●『Mailbox』続き。[Mailbox]ラベル下のリストに入ったもの(ラベルのついたもの)は、一覧時なら左スワイプで再リスト化、右スワイプで受信箱に戻す、あるいはアーカイブ。メールを開いての作業は、受信箱と同じで削除もできる。


リストの操作は[Mailbox]ラベル下のみで、Gmail上で作成しているラベルへの仕分けはできない。なのでフィルタでラベルをつけておくと便利。受信時に自動的にラベル付けされる。


取引先別、Webサービス別、メモ用途別などのラベル用フィルタを、Mailbox利用前から50個ほど作っている。ショップからのメールは別アカウントで受信しているため、これでも少ない方だと思う。フィルタにはそれ以外にも、受信箱をスキップしたり既読、自動転送などの機能がある。


メインのGmailアカウントには、独自ドメインのものを含め、4つのメールアドレスを集約している。これらはそれぞれ違う署名を登録しているのだが、Mailboxでは1つの署名しか使えず、デフォルトでは「Sent from Mailbox for iPhone」となっていて、設定で変更可能。続く。(hammer.mule)


http://www.mailboxapp.com/
Mailbox。動画あり。いまはGmailのみ利用可能

●妻は読売新聞の「人生案内」を愛読していて、こんな虫のいい質問してくるバカがいるとか、増田明美、久田恵、野村総一郎の回答はいつも納得するけど、出久根達郎は何言ってんだかとか言っている。そして、ときどき回答欄に赤線を引いている。あとからこっそり見ると、わたしに不都合なことが書かれているので、その日は万事用心深く過ごすのである。


「車谷長吉の人生相談 人生の救い」(朝日文庫、2012)は、朝日新聞で掲載された身の上相談の再構成で、じつにおもしろい読み物である。殆どの質問に予想外のブラックな回答と、非常に不運で不遇だった(と思うが本人は否定する)自分自身を引き合いに出して語る、おそるべき車谷長吉ワールドなのだ。


解説で万城目学が「他人の悩み事を回答者が片っ端から殺しているようにも見える」と書いているが、まさにその通りだ。質問の内容はかなり芸があって(創作かと思うくらい)面白い。回答はそれに倍する面白さだ。これほど回答者が自身を語る人生相談は初めてだ。そして、ほとんど救いがない。


「あなたさまのお考えは、『わがまま』一語に尽きます。まことに中途半端な生き方です」「嘆くというのは、虫のいい考えです。考えが甘いのです。覚悟がないのです。この世の苦しみを知ったところから真の人生は始まるのです」「いままでにところ、あなたはなまくらな人です。世の九割の人は、そういう人ですが」「阿呆になることが一番よいのです。あなたは小利口な人です」なんていわれちゃうんだからな。ああ快感。


「あなたのご相談を読ませていただいて、まず思ったのは、この人は一生救われないな、ということでした」「人としてこの世に生まれてきたことには、一切の救いはありません」と応じられては、こんなお方に相談したほうが悪かったと思う相談者もいるかもしれない。


わたしも共感はしないけど、車谷長吉うまいこと言うなあと思う。「人間世界には楽な道はありません」「努力することは、良いことを得るただ一つの道です」という諭しは、車谷長吉がするから強い説得力がある。悩める人におすすめ。たぶん何も解決しなと思うが。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022646934/dgcrcom-22/
車谷長吉の人生相談 人生の救い


●iPhoneアプリ『Mailbox』がやっと使えるようになった。操作は簡単で、アイコンの意味と、やりたい動作のスワイプ(画面に触れた状態で指をスライドさせる操作)方向を覚えるだけで使える。右にスワイプで「アーカイブ」か「削除」。アーカイブはチェックマークアイコンで緑。削除はアーカイブ操作の延長(スワイプ距離長め)で×マークに赤オレンジ。


左にスワイプで、メール処理を延期(時計マークで黄色)。Mailboxは受信箱の中のメールを空にするのがコンセプト。すぐに処理できないもの、返事待ちのため受信箱に残っているメールはどうすればいいか? いったん非表示にし、指定期間後に再度受信箱に表示できる。リマインダー代わりになる。予め用意されている複数のボタン(今日、明日、一週間後など)をタップしての延期が便利だが、5分刻みでの細かな指定も可能。


左に長めスワイプでリスト分け(横線三本で茶色)。Mailboxをインストールすると自動的にできる[Mailbox]ラベルがあって、その下に自分でラベルを作成。デフォルトで用意されていたのは「買うもの」「読むもの(あとで読む)」「観るもの」。リマインダー代わりに受信箱に置いておくメールを仕分けできる。自分の行動に合わせて選択。「返事待ち」「調べる」「○曜日」「月末」などのリストを作れば、簡易ToDoリストになるね。続く。 (hammer.mule)


http://www.mailboxapp.com/
Mailbox。動画あり。

●「週刊新潮」「週刊文春」の最新号は揃って、中国が戦争をしかけてくると伝えている。今日の「週刊現代」「週刊ポスト」も続いた。平和的解決の可能性があるとか、最後まで話し合いをすべきとかいう平和ボケな希望は失われようとしている。残念ながら、尖閣で日中軍事衝突は必ず起こる。宮崎正弘「習近平が仕掛ける尖閣戦争」(並木書房、2012.11)を読めばわかる。筆者は中国ウォッチャーの第一人者だ。


表紙折り返しに「すでに中国バブルの崩壊が始まり、各地の暴動は収まる気配がない。共産党幹部の腐敗に対する国民の怒りは頂点に達している。これらの矛盾をすり替えるため、中国指導部は必ず対日戦争を仕掛けてくる」とある。これがエッセンス。対日戦争勃発の必然性は本文でくわしく解説されている。また、多くの「尖閣本」のなかにあって、軍事的要素よりは経済問題に焦点をあてているのがこの本の特色である。


なぜ尖閣戦争が勃発せざるを得ないのか。「第一に決断力に乏しい習近平が政治局と軍の強硬派に振り回されるからだ。第二にいよいよ崖っぷちにきた中国経済のバブル崩壊が始まり、貿易は急減して労働者の失業が激増し、社会不安が増大している。


第三に大規模な反政府運動が中国全土で起きるだろうが、これを回避し国内の矛盾を対外問題とすり替えるには日本に戦争を仕掛けることしか思いつかない」ということで、じつに分かりやすい。尖閣「問題」が偽装なのも世界中にバレバレである。


そんな中国の国内事情というか、共産党独裁政権の延命のために戦争を仕掛けられたのではたまったものではない。日本は、自主防衛力を高めて独立主権国家として米中の狭間を生き抜く、という選択しかない。ようやく憲法第9条妄信馬鹿も目がさめるであろう。空母もステルス戦闘機もなにもかもがハリボテ、中国強しというのは幻影、という説もある。そうあってほしい。中国のネットでは習近平は「ラストエンペラー」と呼ばれているそうだ。(柴田)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890632999/dgcrcom-22/
宮崎正弘「習近平が仕掛ける尖閣戦争」


●続き。A4クリアファイルが折らずに入る、何でも飲み込む大きなバッグが好きだけど、マイボトルや充電器類を持ち運ぶようになってから肩こりがひどくなった。重いのよ。なので必需品入れとサブバッグに分けることが増えた。


サブバッグにも友人のこだわりがある。マチが7cm以上あり、防水加工が施されているもの。華美でないもの。4cmのマチで納まるものなんて、そんなに売っていないわよ〜。


マイボトルや化粧品の外箱だって4cmは越えるし、パンを入れようものならぺったんこ。観劇時にも持ち歩きたいから、横型で隣の席に迷惑をかけたくなくて、縦型。歩いている時にも人に当たりにくいし。


ハロッズのものは高値が気になり、安いものはデザインが気になる。便利なのは、大量に買った時に入れてくれるジュンク堂の緑の不織布バッグなんだが、友人にはデザインと防水の面で却下された。丈夫で軽いのに〜。(hammer.mule)


http://goo.gl/HVIl6
ハロッズのバッグ。これの黒が気になっている
http://blog.goo.ne.jp/lazybones9/e/a8dcdf7c21b1eb816c2ade6d18be1fd3
ジュンク堂の不織布バッグ。すぐにたまる
http://banban0501.exblog.jp/7977925
布のサブバッグは自分でも作れるのだが、いかんせん時間が〜。
それに今の家にはミシンないわ。手縫いになる〜。
http://www.peachmade.com/NewFiles/topics_32.html
ファスナー付きビニールコーティングのバッグ。これの縦型
http://superclassic.jp/?pid=41001
笠居さんが持っていて欲しくなった「ひらくPCバッグ」
http://www.kinokuniya.co.jp/ebook/20130213171009.html
紀伊國屋書店のWebストアで電子書籍ポイント10倍キャンペーン
http://densho.hatenablog.com/
でんでんコンバーター。手軽にEPUB3に変換。電子書籍が作れる
http://lai.so/ebooksearch/  電子書籍ストア一括検索
http://www.gizmodo.jp/2013/02/50gbbox.html
無料ストレージ50GB! Boxが新規ユーザー向けキャンペーン

●映画「帝都物語」を最初に見たのは、四半世紀も前の東宝の試写室だった。制作費10億円をかけた大作だけあって、出演者もスタッフも一流どころがそろい、オープンセットもみごとだった。わたしもよく知っていた第一線のCM特撮屋たちが動員されて、出来上がった映像はものすごかった。


何年も後、WOWOWで放映されたのをVHS録画し大事に保存していたが、いつのまにか消失してしまった。数年前ようやくDVD化されたが入手せずにいるうちに、なんとYouTubeに全編がアップされているのを見つけた。


映像は粗いうえ、ちょっと縦横比が狂っていて、島田久作の顔がさらに長かった。いまになってみると、かつて驚愕した特撮映像はなんてことなかった。ミニチュアやコマ撮り、光学合成などの特殊効果は、いまならCGで簡単にできる。もっとすごいことができる。でも、神田明神のロケなど素晴らしいシーンも多い。こちらのリメイクはもう絶対に不可能だ。


少しずつ、3日間かけて見たがなかなか楽しい2時間15分だった。物語は膨大な原作の前の方のダイジェストで、原作を読んでいながらよくわからないところもあった。荒俣宏は雑誌「銀星倶楽部の帝都物語特集で、映画の感想を「好きですけど、娯楽映画にしてはなかなか難しい映画だと思う。実相寺監督はもともとそういうような作り方をする人だから」「ストーリー的に追っかけていくのが難しい」と言っていた。原作者でさえ難解な映画だったのか。


「帝都物語」は荒唐無稽なSFだが、近代の無計画な都市政策を批判し、風水を都市再開発の戦略として提案する伝奇小説でもある。まずカドカワノベルズで揃えた。丸尾末広の絵が素敵だった。その後、角川文庫版全10巻を揃えた。そして、文庫版を加筆、訂正した新装版文庫全6巻が出たのでそれも揃えた。さらに続編が2巻、外伝が1巻ある。藤原カムイ、高橋葉介の漫画も持っている。このシリーズにはずいぶん金をつかったものだ。嗚呼、まだ買っていない「新帝都物語」「帝都幻談」が文庫で各2巻もあるんだった……。(柴田)


< http://www.youtube.com/watch?v=_sdQTh74OSQ >
帝都物語(1988)


●今日はふんどしの日。


友人とショッピング。彼女はバッグを選ぶ時にひとつこだわりがある。右肩にかけた時、ファスナーがどちらから開くかだ。彼女はファスナーを開いて、ポンとお財布を入れる。すぐに取り出せるように。となると、自分の目の届かない後ろ側にファスナーが来るのは不便であり、防犯上好ましくない。


たいていのバッグはデザインが施されている側を外に、つまり右にした場合、引き手が後ろになる。彼女と一緒にバッグ探しをするようになってから、どのデザインでも後ろ側になっていることを知った。決まっているのか?


右利きである。バッグを探すようになってから、左肩にかけるのがメジャーなんだろうかと思い始めた。左肩にかければ、右手で取り出せる。が、結構な割合で右にかけているのを見る。ひじにかけるのは左で、肩にかけるのは右が多いようにも思う。


友人は気になるから結局引き手がふたつついているものを探してデザインを妥協する派であり、私はデザイン面を外に向けなくても気にしない派である。というより、あんまり考えて持っていなかったわ。軽いのが好きだし。続く。
                            (hammer.mule)


< http://ja.wikipedia.org/wiki/線ファスナー >
パーツ名がわからなくて調べてみた
< http://blogs.yahoo.co.jp/hinomuratoshiko/20323534.html >
コメント欄でも「知らなかった」という人たちが。決まってたら不便する人がいるってことじゃないか〜。
< http://blog.with2.net/vote/?m=va&id=56806 >
鞄 バッグ、ファスナーの向きは気になりますか?
< http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1302/14/news028.html >
MacBook Air値上げ。買い時逃したか?

YouTubeで見つけました!

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