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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●高千穂遙+一本木蛮の「じてんしゃ日記2012」を読む(早川書房、2012)。表紙に配された赤い水玉は、ツールドフランスのイメージであろう。内容は裏表紙に「身長150センチの女子・一本木蛮が、ヒルクライムレースに挑戦! 自転車選びから練習方法、そして実際のレースの模様まで、すべてのヒルクライマーに捧げる、汗と感動のドキュメント!」と書いてある。


それを最初に見なかったら、この文字量が多い漫画は読まなかっただろう。生理的にというか、問答無用できらいなタッチの漫画なのだ。プロローグを読んだだけで投げ出したくなった。でも、そういう内容ならがんばって読んでみるかと。


小説家の高千穂は、漫画家の一本木から「ちほパパ」と呼ばれる、主に自転車の師匠である。一本木は、このしょっちゅう怒鳴り散らすゴーマンな男(という脚色だろう)にヒルクライムを強制されて、特殊な自転車を買わされ、「やまめ乗り」というヒルクライム走法を押し付けられる。


喫煙者で酒飲みでいっさい運動しない、筋肉がぜんぜんない一本木は、仕事の合間に必死にトレーニングをこなし(じつはあまり練習しない)、体調がよくない状態で栂池のヒルクライムを時間内完走してしまう。という感動的な(?)体当たり取材漫画である。趣味じゃなくて仕事だ。高千穂のテキストもかなりある。この人、かなりクレージーな高年齢自転車乗りである。


しかし、この本を読んでヒルクライムをやってみたいという人はいるだろうか。「やまめ乗り」なるテクニックも特殊だし、自転車も特殊仕様で、お金と時間に余裕のある人はトライしてもいいと思うけど。そもそもヒルクライム、さらにヒルクライムレースなんて、自転車を楽しむ人の中では少数派ではないだろうか。こんなせまいターゲットで本が売れるのだろうか。


わたしはヒルクライムはきらいだ。だって苦しいもん。ダウンヒルは大好きだ。だって快適だもん。だから、最高地点まではバスで行って(超軽量折りたたみ小型サイクルYS-11と一緒に)、ダウンヒルをトロトロと楽しむ旅を3年以上前から企画しているのだが、いまだに実現しないでいる。(柴田)


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●『Packrat』続き。Dropboxの有料プランのオプションサービスで、変更履歴保管が無期限になるもの。つけるには、Dropboxサイトに行き、ログイン。無料プランの人は、右上の自分の名前をクリックすると出てくる「アップグレード」から。既に有料プランの人は「設定」から。設定をクリックすると「アカウントの追加オプション」項目があり、ネズミのアイコンが見えるはず。


年間39ドルだけど、仕事で失敗して迷惑をかけるよりはと入会手続きに。大元の有料プランの残期間に応じているのかどうかわからないんだけど、Paypalで支払おうとしたら、23.32ドル。日本円で1,941円だった。円高のうちに10年分先払いとかできればいいのに(笑)。10年後にも残っているサービスだろうし。そういやZumoDriveは終わっちゃったね。


で、いまだに使うことはないのだが(笑)、保険をかけているのだと思うことにしている。変更履歴保管が無制限と書かれてはいるので、ふるーいフォルダの保管庫にもなるしね。ローカルに何世代ものバックアップしておかなくてもいいのかも〜と。出先からでも、オンラインであれば昔のファイルを使えるってことよね。大量にある自炊書籍ファイルを入れては消し、入れては消しすれば、Dropboxの保管容量はそのままで移動図書館が……いやいや、それはいくらなんでも。


と書いていたらPogoplugが、月500円で無制限クラウドストレージを始めたね。Pogoplugはインストールしていたんだけど、前は無料で自分のパソコンにアクセスできていたよね? 何度かログインしたのは体験期間だったんだろか。最近使っていなくて、アプリ立ち上げたらリンクが外れてたよ。(hammer.mule)


https://www.zumodrive.com/  ZumoDrive
http://db.tt/HcihBoM
まだお持ちじゃない人へ。ここをクリックして登録したら容量500MB分が追加。
https://pogoplug.com/ja/  Pogoplug
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●宮脇淳子・福島香織の「中国美女の正体」を読む(フォレスト出版、2012)。歴史家の宮脇は、日本人と中国人は見た目はそっくりだが、精神世界はまったく違う、欧米人の方がよほど日本人に近いといっていいくらいだと言う。ジャーナリストの福島は、何の予備知識もないまま日本男子がいきなりリングに上がって、中国美女と勝負しても勝敗は目にみえていると言う。


だから、「中国美女には気をつけなさい」という共通認識のもと、対談形式で中国女性の正体を、歴史と現実の取材の両面から探ってみたのがこの本。


対談だから読みやすい。自ら率直で素直という二人の、ざっくばらんな熟女トークは面白い。あけっぴろげな男女の話には興味津々。読み進めるほどに、日本人の想像を超えた中国人女性の打算的な人生観、救いがたい拝金主義などに辟易させられる。ほんとに中国女性にはご用心、だ(中国男性にも、だけど)。


しかし、同じような話が何度も出てくるように感じたこの本の構成の甘さは、今ひとつ残念なところだ。これ以上ないくらいの組合わせ、中国通で現地調査もしっかりやっている二人の対談としてはまとまりがないような気がする。いちおう面白いことは面白いのだが。じつに惜しい。


中国女性の話ばかりではない。日本人の大きな誤解についても触れている。宮脇「日本人にとって摩擦は悪いことという意識があるんです。だけど、その美徳を中国人や韓国人にも当てはめるから、押されっぱなしになるんですよ。現実には嘘ばかりつかれているのに、自分たちから悪いことは言いたくないから、相手の目が覚めてくれるのを待っているわけです」


「口先で言ったもの勝ちになるんですよ。日本人は不言実行の精神ですから、口に出さなくても態度で誠実さを示せば評価されるという文化ですよね。それは中国の精神とはあまりにも違いますよ。隣の国だから似ていると思うほうが間違いなんです」


前からそう感じていたが、やっぱりねと確信。中国にビビる、ヘタレの政治家たちはまともな対応ができないでいる。宮脇淳子・福島香織、こういう強い女性たちに任せたいとも思うのであった。加えて、怪獣・田中眞紀子か。おっと、この人は確信的な親中派であったな。あぶないあぶない。(柴田)


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●ついに『Packrat』を契約。Dropboxのオプションサービスで、標準装備の30日間の履歴保存が無期限になるもの。友人とは共有しているフォルダがあって、主に写真類のやり取りに使う(写真だけなら便利なサービスは他にあり)。メールで毎回送信するよりもとDropboxの無料アカウントの契約を勧めた。


私のパソコンのローカルにあるそのフォルダに、写真データを移動またはコピーするだけで、彼女のローカルディスクに自動的に同期される。「Dropboxに入れといたよ」と言えば、URLの連絡は必要なし。しばらくすると「ありがとー。もらったよ〜」と返事がくる。向こうが削除すれば、私のパソコンの中からも消える。


Dropbox自体は、記事を読んで無料プランに入った。2008年だった。今年に入って、容量が足りず有料プランにした。先に書いたが、無料・有料プランともに30日間は履歴ファイルを保存してくれている。うっかり消してしまっても何世代にも渡って戻せる。迷宮入りしたスクリプトファイルを、前に保存した状態に戻せるのって助かるよ。


機能自体を使うことはほとんどなかったが、共同作業にDropboxを使うようになり、自分が作業前にバックアップをとればいいというものではなくなったし、仕事は一か月では終わらないため、Packratオプションをつけることにした。続く。(hammer.mule)


https://www.dropbox.com/help/113/en
Packratとは。有料プランのみ入会可能
http://www.hageatama.org/item_832.html
Dropboxの容量を無料で誰でも4.5GBも増加出来るよ!
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まだお持ちじゃない人へ。上記をクリックして登録したら容量500MB分が追加されます。私にも追加されます。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20081001140000.html
これを読んで入った
https://www.dropbox.com/teams
チームなら1TB、Packrat機能つき

●「黙って00万円出してくれ」と妻に言えば、出せるけど何買うの? と鷹揚に返ってきたバブリーな時代が、わたしにも確かにあった。今はそんなこと言ってもフンてなもんだが、久しぶりに「おい、黙って463万円出してくれ」と言ったもんだ。出さないけど何を買う? いちおう相手をしてくれた。光岡自動車のヒミコ(卑弥呼)の最上位機種だよ。最近の新聞広告を見ながらの会話だ。駐車場は確保しているが、運転免許はないんだからこれは夢の話だ。それにしてもかっこいいぞ、MITSUOKA Motor。


「宝石すら、嫉妬する。」がキャッチフレーズのHimikoは、1930年代のイタリア車の趣きだ。フロントフェンダーからリアフェンダーの比率を、美しさの黄金比7:3の割合でデザインしたという。ベースはマツダ「ロードスター」だが、その面影はまったくない。デザイナーは「昔のトヨタ2000GTのような、美しく、見飽きることがないスポーツカーにしたかった。美しさと強さを持った邪馬台国の女王というイメージだ」と語る(読売の記事)。


本社は富山市、1968年創業の町工場、いまは従業員約600人。1996年にホンダ以来32年ぶりとなる国内10番目の乗用車メーカーに認可された。国から乗用車メーカーとして認められるまでが大変で、当時メーカーになるための明確な基準がなかったため、運輸省に4年間、何10回も通いつめた。数千という項目で資料を提出、ねばり強く申請を積み重ねてようやくメーカーになれたのだ。


ところで、大学設置認可の手続きは明確な基準が設けられている。複雑で時間も経費もかかるが、認可申請が要件を満たしていれば認可される。ところが、大学設置・学校法人審議会が開設可とする答申を出した3大学について、田中「暴走独断専行」大臣が不認可という異常な決定を下した。各界から猛反発を受けて、昨日撤回は拒否したものの新組織で再審査を行うとを表明した。あと何日大臣でいられるか分からない身で何言ってんだか。(柴田)


http://www.mitsuoka-himiko.com/index.html
Himiko
http://www.nhk.or.jp/bs/t_culture/
追跡者 ザ・プロファイラー 「スティーブ・ジョブズ“シンプルに 前へ”」
NHK BSプレミアム 11月7日(水)21:00〜21:59 ★本日


●佐々木正悟さんの「クラウド時代のタスク管理の技術」を読みかけたまま放置中。読みたいけど仕事テンパり中。とても勉強になるし、真似したい。目次を見たところ、使っているツールはほとんど同じなのにとブルーな気持ちにもなったわ。時間見積もりが甘かったり、体調管理が悪かったりする。


佐々木さんは、一日のタスク終了時間予測にあまりズレがないとのこと。「人というのは面白いもので、今までただ一つのタスクについてすら、正確な時間を見積もることをしてこなかった方でも、すべてのタスクの時間を見積もるということになると急に、すべてのタスクにかかる時間を『正確に』見積もらねばならぬ、と考えてしまうようです。」


はい、その通りです。そして敗北感だけが残ります……。まだ途中だけど、この本の理路整然とした文章は超実践的で、考え方まで教わることができて、おすすめです。Kindle版も買おうかな。セミナーにも参加してみたい。(hammer.mule)


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●江原啓之「予言」を読む(講談社、2012)。この本は筆者が霊媒(ミディアム)となって霊的世界から人類に向けたメッセージを伝えるために著するものである。また、スピリチュアリストとして、過去の予言や今回もたらされたメッセージをもとに、現代社会を分析し、浮き彫りにする研究書でもある、ということだ。


この人の著書はいくつか読んでいて、いつも素直に受け取ってきたが、世界情勢の話がこれほど多いのは初めてで、ちょっと違和感を覚えた。だが、スピリチュアリズムとはこの現世を生き抜くための霊的哲学である。故に世界を知ることは必要不可欠なのだ。


これからの数年間は世界中で、霊的世界から示されるまさに「最後通告」とも言える出来事が次々に起こるようだ。それらはけっして楽観できるものではない。むしろ「悪しき予言」ばかりである。でも、それが当たらない未来を築いていく、運命を変える努力もできるのが人類なのだという。


第二章の「これからの世界と日本の未来」を読むと、日本の脅威はやはり中国だと実感する。モラルの低い中国が、原発や核戦略をさらに推進するとどのようなことが起こるか。高速鉄道事故で調査も終わらないうちに車両を土中に埋めて証拠隠滅をはかったことを例にとれば、中国で核が暴走しそれを制御できないまま隠蔽されるといった事態も容易に想像できる。「中国で推進される原子力にかかわることには注意が必要でしょう」という啓示はリアルに恐ろしい。


本書の半分は人生論のようだ。人として生きる心構えについて、何度も読んだような気もする。人は死んでも無にはならない、「死して死なない」ことも理解した。だから死ぬことは少しもこわくないが、苦痛だけはいやだ。(柴田)


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●続き。実物が届いた。思った通りの紙質、色、におい。主張しすぎないところがいい。背の部分が本のように印刷されていて、まぁこれはシールでも貼って保存すればいいのかも、とか、毎年ナンバリングされているから、ナンバリング通りに並べたらいいのかもと思ったり。


ガイドを読む。「キレイに使おうとしないで下さい。どんどん使ってボロボロにしましょう。」という一文が大好き。あと「スケジュールに変更はつきものです。どんどん修正してコッテリとしたページにして下さい。」とか「スケジュールの整理をメンドクサイ雑用と考えるのでなくて〜」とあるところも。ほんとメンドクサイんだもん。


左にスケジュール、右にタスク。タスク欄に複数の仕事をいくつかに分けて列記。これはこの日にしよう、これはこっち。あ、これじゃ間に合わない。これ先に聞いとかないと二度手間になる。汚い字でガシガシ、ザッ。汚して使おうと思っていても、新しいノートだと緊張する。


ヘタレなので、もらったフリクションペン0.5mmを出してくる。消せるのはいいな。3色セットのフリクションぺンが欲しくなった。ジャグリング第一弾を俯瞰すると、気持ちが落ち着いてきた。あくまで基本はGoogle Calendar。そしてOmniFocus。頭の整理と確認にyPad。早く使いこなせるようになりたい。(hammer.mule)


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3色ボールペン フリクションボール3。0.4mmのが欲しい。
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0.4mmの明るい色味のものでマーキングするのも良さそう

●新聞広告から。全20巻の「吉永小百合わたしのベスト20」が創刊された。DVD「キューポラのある街」がついて、特別価格790円は安いかもしれない(通常号は1590円)。分冊百科創刊号マニアであるわたしだが、これにはまったく食指が動かない。吉永そのものに関心がない。


わたしの年代の男で、サユリスト(わ、恥ずかしい表現)は多いと思う。中学生のころ、同級生の女子がこの映画にエキストラで出たと自慢していたのを思いだす。なぜわたしは吉永が好きではなかったのか、たぶんあの声がきらいだからなんだな、といま納得した。


その大女優・吉永小百合の最近の映画は「北のカナリアたち」である。新聞広告に度々出ている。しかし、あの顔は本当に吉永なのか。67歳の女優がメイクしたのであろうあの顔は、わたしにはどうしても吉永には見えない。あれは何歳の設定なんだろう。見るほどに不気味だ。CGなんだろうか。


俳優やスポーツ選手の「あの人は今」写真を見て、ほぼ100%フルネームで判定できる妻でさえ、この顔はわからないという。吉永小百合だよと教えると絶句。ネットで予告編の動画を見た。ううう、気色悪い。こりゃ絶対に見られないわ。


ジャイアンツが優勝して、日本一おめでとうセールの広告が多く見られるが、セブンイレブンの新聞一頁まるまる使ったのソレはすごい、というかマヌケというか、なんともはや。紙面の半分以上に「中華まん明日から3日間30円引き」という巨大文字。ホントにこれだけ?/キッチン蛍光灯ぶじに点灯。やっぱり型番間違えであった。(柴田)


http://eiga.com/movie/57124/photo/
この顔だよ


●続き。こういうのを書き始めると、『yPad3』の話になかなか到達しないわ。買った理由はガントチャートを作るほどでもない、個人でやる仕事がいくつか重なり、ジャグリングしきれなくなったから。


お客様とのやり取りが多く、作業が進まない。頭の中に焦りだけがあって、仕事に集中できない。きれいなガントチャートを作る時間すらもったいない。計画を先にする方が結果的には早く終えられる。計画している間に頭に浮かぶもやもやは大切。後で大きくなってのしかかってくる。先に潰せる懸念事項はつぶしておきたい。


線は一瞬で引きたい。汚くてもいい。頭を整理するために使うだけ。あとで同じような仕事が入った時に参考になればいいし、時間のある時に使い回せるように清書したっていい。ノートに手書きでざっと書き始めて、あ、これどこかで見たことあるぞと思い出したのが『yPad』。開発者の寄藤文平さんのサイトに行く。ああ、そうこれだ。早速Amazonで注文。お店で実物を確認する暇はない。届くまでは目の前の仕事をしよう。続く。(hammer.mule)


http://www.bunpei.com/index.php/10/20/notes/ypad/
yPad。文平さんのイラストよる説明ページが好きだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023311316/dgcrcom-22/
yPad 3。付録も好き。書体見分け表、文字サイズ・角丸見本など

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