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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●10月25日から、日本科学未来館でアジアのCGアートの祭典「ASIAGRAPH 2012」が始まった。わたしはCGアートギャラリー公募展に、何年も前から審査員のひとりとして関わってる。今年も夏休み中の数日間、ネットとDVDによる6部門の審査を行った。結果として、3つ部門(CGアート作品公募、動画作品公募、虎穴賞)の最優秀賞が、わたしの選んだ最優秀とぴったり合ったのが嬉しい。


CGアート作品公募部門はここ数年低調である。かつては全作品を一度見ただけで優秀作品簡単に選べたが(レベルの差が激しかったともいえる)、最近は粗選びした作品を何度も比べて、悩んだ末にようやく優秀作品を決めている。出品作品が高いレベルで揃ったからというわけではない。うまくコラージュした見映えがいい作品が目立つが、飛び抜けてすい表現は見られない。


動画作品公募部門は、国内予選で一番完成度が高いと思った作品がある。国際審査で自国の作品を審査できないので、ぜひ海外の審査員に選んでもらいたかった。果たし最優秀賞だ。発表を見るまで、あの伊藤有壱の作品とは気がつかなかった。そして萌キャラを選ぶ虎穴賞、この分野は日本の独壇場のはずだが、台湾作家が最優秀賞。なぜかスペインも。ぞ。どうした日本。


動画作品の審査には長時間を要したが、アジア各国のお国柄がそれとなく表出されてて、見ていて楽しい。ほとんどが無国籍な作風ではあるけれど。動画部門ではここ年、質量ともに中国と韓国が圧倒的だが、今年は日本が健闘している。香港作家のナセンスを凝縮した破壊的なおバカ作品がわたしのツボにはまったが、惜しくも入選にどまった。ASIAGRAPHの審査はかなりハードだが、もっと作品が多くも平気だ。というり、まだまだ応募数が少ない。運営陣に奮起を促したところだ。 (柴田)


http://www.asiagraph.jp/program/index.html
「ASIAGRAPH」10月27日(土)まで 日本未来科学館 入場無料


●先週16日に書いたスポーツジムの件で、N濱さんがメールをくださった。ありがとうございます!


「絶対に最初にトレーナーかジムのお兄さんやお姉さんにマシンの使い方をきちんと教えてもらったほうがいいです。正しい使い方や、効果の上がる使い方を教えてもらえます。私の行っているコナミだと、30分いくらかでジムの人が教えてくれます。私の娘は最初自己流でやっていましたが、聞いてやるのとでは大違いと言ってました。私はパーソナルトレーナーをお願いしています。数回だけでも、ついてもらってやるのをお勧めします。筋トレは間違ってやると、逆に体壊したりしますから。」とのこと。


二度目のジム。N濱さんのアドバイスに従い、改めてマシンの使い方を教わった。自己流に比べ、負荷のかかり方が違う。マシンは部位別強化なので、狙った場所がしっかり筋肉痛になり、きいているんだなぁと実感する。メニューはランニングマシンでウォーキング10分、ストレッチ、筋トレマシン20分程度、階段上りマシン15分、全身を使うランニングマシンで10分、ストレッチ。へとへとですわい。 (hammer.mule)

●政府はいま「皇室制度に関する有識者ヒアリングを踏まえた論点整理」に関するパブリックコメントを募集中だ。女性宮家創設のための、見え透いた意見誘導の仕掛けである。ところが締め切りは12月10日、民主党政権は続いているのかヨ。


その「論点整理」と称する作文の内容は、12人の有識者ヒアリングを「全然踏まえていない」という、とんでもないシロモノで、整理というより捏造そのものなのだ。女性宮家創設をしゃにむに進める民主党政権の目的は、まさしく皇統断絶のための種まきである。日本人の政党とは思えない。


ヒアリングでは、「女性宮家創設案」に賛成8名、反対4名。「尊称案」に賛成6名、反対1名。「旧皇族の養子・復帰案」に賛成6名、反対2名。という結果が出ている。ところが、論点整理では、「女性宮家創設案」は引き続き推進、「尊称案」は困難と断じて否定、国家公務員とする案を検討する、「旧皇族の養子・復帰案」は検討対象としない、と結論づけた。


これを「有識者ヒアリングを踏まえた」と言い切るところが恐ろしい。「尊称案」を排し、代わりに出て来たのが、有識者ヒアリングで誰も提案していない「国家公務員案」である。皇族を国家公務員に、という失礼な発想はまともな日本人のものではない。


この論点整理は、国民を女性宮家創設に導くための意図的な作文である。12人の有識者はヒアリングを行ったというアリバイに使われた。だからパブリックコメントだって、どんなものに改変されるかわかったもんじゃない。それでも、反対意見をガンガン送ることは必要だ。やらないよりはましだ。


あの朝日新聞はなんと言っているか。女性宮家創設案を肯定、旧皇族の養子・復帰案に反対、「将来、皇位継承の問題を真剣に検討しなければならない時がくる可能性はある。そうなった時は、その時点で考えられる選択肢のなかから、その時の国民が答えを出せばいい」(10/10社説)。皇位継承の問題を真剣に検討すべきはもう遅過ぎるくらいだ。それを先送りせよというのは、やはり皇統断絶を狙っているからだ。【朝日の主張の反対が正しい】この公式はやっぱり正しい。最近は橋本市長とデキレース演じてたな〜。(柴田)


http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060121009
「皇室制度に関する有識者ヒアリングを踏まえた論点整理」に関する意見の募集について


http://www.asiagraph.jp/program/index.html
本日より「ASIAGRAPH」展示 27日(土)まで 日本未来科学館


●『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』で有名な虚淵玄氏が宝塚初観劇、という情報を友人からもらう。「ヤベェ……宝塚ちょおヤベェ!! こんな世界があったとは!」というツイートが嬉しい。「次はオペラグラス用意する!」と書かれてあったので、また行かれるみたい。


前回書かなかったけど、オフレッサーを見た瞬間、すごいと思った。オフレッサーに見えた。他のキャラクターらも、特にロイエンタールのルックスは、自分の持つイメージそのままで嬉しかった(黒髪長髪を希望していたところもあった。軍人さんの黒髪長髪はあり得ないんだけどね……)。観劇後に友人には、オフレッサーがいた! と興奮気味に話していた。で、そのオフレッサーがラインダンスの中央に笑顔でいたと後で知って(目立ってたので顔を覚えてる)、くらくらした。


テンションが上がったのは幕開けのイケメン祭り、ラインハルトの脚、ヤンとユリアン、オフレッサー。好きな言葉やシーンはたくさんあって書ききれない。原作のいくつか好きなシーンで不満なところもあったんだけど、東京では改善されている箇所があると聞いたよ。いいなぁ東京で見られる人たち。 (hammer.mule)


https://twitter.com/Butch_Gen  虚淵玄氏のTwitter
http://morningmanga.com/blog/zuccazuca/1350468714
龍さん、明日海さんの役替わりは見たい。これで2回は行くことに……とほほ
http://kosodatech.blog133.fc2.com/blog-entry-4117.html
うちの家を、まったくの他人が支配してたことがあった

●横田増生「評伝ナンシー関『心に一人のナンシーを』」を読む(朝日新聞出版、2012)。どうしてこんなおもしろい才能・ナンシー関が生まれたのか、どんなバックグラウンドを持って、どんな軌跡をたどってきたのかという興味と、筆者の抱いた「隔靴掻痒」感(ナンシー発言の矛盾というか変化)を拭い取るために、ナンシーの文章を時系列に整理整頓し、裏付けとなる取材を加えてナンシー関の生涯をたどったのが本書である。関わりのあった山藤章二や小田嶋隆、リリー・フランキーら多数への取材で出て来た知られざるエピソードも満載、非常に読み応えのある評伝だった。


リアルタイムでナンシー関を読んでいたわたしは(熱心な読者ではなかったが)、テレビは好きだったが取り上げられた芸人や番組はほとんど見ていなかったので、名前を聞いても分からない人が多かった。それでも面白いと思ったのは、ナンシーが「簡単な言葉を使って、ほかの人がなかなか言語化できないことをさらりと表現できる能力を持った人」で「その才能を、お箸や鉛筆を使うのと同じくらいさりげなく使っている」からだ。カッコ内はテレビを見ない宮部みゆきによるが、まさにその通りだ。うまいことを言う。


作家・写真家の星野博美が読売の書評で鋭いことを書く。「彼女に対する賞賛の裏に隠されているのは、自分は矢面に立たず、芸能人や文化人をメッタ斬りにして溜飲を下げたいというズルさだ」ばれてたか。「ナンシー関ほどの非凡な女性が命を削って仕事に没頭したことや結婚しなかった理由を、体重や容姿に求めようとする著者の無意識な男目線には落胆した」うわ、そういえばそうだよ。かなり執拗だったなそれ。


「心に一人のナンシーを」とは大月隆寛の言葉で「みんなどこかでナンシーが見ていると思えば、自分で自分にツッコミを入れて、不用意に何かを信じたり、勝手な思い入れだけで突っ走ったりしなくなるんじゃないかと思ってさ」という意味だ。うまいことを言う。いまナンシーがいれば、テレビが芸能人がここまで馬鹿にはなっていなかっただろう。(柴田)


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●事前リークされてしまうのって、Appleらしくないよね。発表された時に驚きがなくてつまらない。それならわざわざ発表をリアルタイムで見る必要なくなっちゃう。iPad miniは今のところ欲しくないなぁ。携帯性はiPhoneのままでいいし、大きくみたいものはiPadがいいし。スケジュールやPDFファイル資料の閲覧、ゲームなんかも大きくていいわ〜。とは書きつつ、実物見たら欲しくなりそうな気はする……。


iMacは欲しくなっちゃったよ。今のところ必要はない、というより、今までiMacは買ったことないんだよなぁ。ディスプレイの関係で。iMacよりMac miniが気になる。最近はAirが欲しい時もある。待ち時間が発生しそうな時に、持ち運びの楽なAirがあるといいなぁと。Retina 13″は欲しかったけど待てなかったし、メモリのことを考えるとノーマル13″を買っておいて良かったよ。16GBのせててストレスフリー。SSDとHDDを組み合わせた『Fusion Drive』気になる〜。


シャープの『IGZO』パネル搭載新機種。消費電力が1/5〜1/10とのこと。充電しなくても翌日まで保つ(通常の使い方なら)んだって。いいなぁ。いま使っているiPhone 4Sはプッシュ多すぎるのか何なのか、半日で20%切るもんね。2回分の充電ができるブースターが必需品。天災時の備えで、電池と水分、おやつは必需品だとは思ってる。ラップはさすがに持ち歩けないけど、ビニール袋は持ち歩いてる。コンタクト時の眼鏡はつい忘れてしまう。友人はお店でもらうウェットおしぼりや、手ピカジェルまで持ち歩いてたりするよ。 (hammer.mule)


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●この休みは風邪のためベッドの中にいた。寝込んでいたわけではない。任務である犬の散歩には何度も行っている。よりによって(と読後に思う)沼田まほかる「痺れる」(光文社、2010)を読む。この作家は「九月が永遠に続けば」で2004年日本ホラーサスペンス大賞を受賞(未読だが)。それで知った名前だが、ホラーサスペンスなら風邪撃退にちょうどいいのではないかと。「痺れる」は小説宝石に掲載された9つの短編からなる。


ボケが出ている老婆が物入れを整理しながら、失踪したという姑の実相をひとりごちる。レイプされた女がその後に不倫相手およびレイプ犯にとった態度は。古い山荘にひとりで住む女のところに舞い込んだ若い男が帰る日が迫って。家に出入りしていた植木屋が沼毛虫を体内に入れてから人が変わって。畑にかこまれた一軒家に住む女と巡回便利屋の青年、男が次第に強引になって。


映画館で痴漢にあった女が、木曜日毎にこの甘美な儀式を相手と共有し。町会のうっとうしい世話焼き老人を殺そうと思った女。女がひとりで庭仕事をしていると、通りがかりを装い接近してくる男がいる。不倫相手の男には7歳年上の妻がいて献身的に愛されているらしいが、離婚して女と結婚するという。


9編すべて女性が主役だ。2編ではみごとにだまされた。いずれも明るい話ではない。むしろ怖い話ばかり。とくに女性の悪意が怖い。「新作を書くにあたり、いつも思うことがある。光の中に居ない人、暗い所でひっそりと生きる人を書こう。なぜって、自分がそうだから」と大藪春彦賞を受賞したときの読売新聞「顔」欄にあったのを読後に確認した。若い作家には描けない世界かもと思っていたら、60代なかばの女性だった。


しかも「30代、実家の寺の僧侶となった。40代、友人と会社を起こした。でも、どちらも『対人恐怖』で頓挫、50代半ばで志したのが一人でできる作家だった」というから、小説家にとってけっこうな経歴だ。なかなか面白かったが、風邪で滅入っているときに読む本ではなかった。意味不明の悪夢を見た。(柴田)


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●続き。飲食禁止だけど、飴は(勝手に)許してもらう。喉がいがらっぽくなると咳が出て迷惑がかかる。咳をする時は暗転時か、大きな音楽が鳴っている時。風邪の時はマスク。鼻が出ても音をさせてかむ人はいない。においにも気をつける。汗くさかったら、携帯デオドラントシートなどでふいておく。香水は控えめに。そういや劇場で受け付けるお弁当は、あまりにおいのするものはないような気がする。古い記憶では、団体さんがいたら、二部はみかんの香りがしていたものだが。


ここまで注意しなきゃいけないのか、やはり舞台は観たくないなぁと思う人はいるだろう。けどお互い様というか、お互い配慮するから気持ちよく観劇できるというだけのこと。学生さんたちも始まる前はうるさいのに、舞台がはじまるとマナーを守ってくれるよ。


そうそう、私のまわりでは開場前、幕間のトイレにも気をつけてる。したくなくてもトイレに行く。利尿作用の強い飲み物も飲まない。途中退場するのは迷惑だし、トイレが近い人は通路側の席をとってる。観劇歴ベテランの友人に同行すると、1時間以上前には劇場近くにいる。電車が遅れることはあるし、苦労してとったチケットであり、他の娯楽に比べても安くないし、途中入場は自分にとってもまわりにとっても憎むべきこと。


ああ、このぐらい私も仕事の打ち合わせ時に配慮すべきなんじゃないかと思う今日この頃。時間の区切りをつけるため、アラームをいっぱい仕掛けているのに、マナーモードにするのを忘れること度々……。 (hammer.mule)

●運動をした”数日後”に体の節々が痛くなるのが老人である。そんな経験は度々あるが、風邪でもそうだったなんて。木曜日の夕方、急げば自転車で片道10分の図書館に向かった。借りた本の返却日だ。絶対に行かねばならぬ。家を出た時はポツポツ降り始めていたが甘く見ていた。5分後には本降りになった。本は濡らすことなく無事に返し、再び本降りの中に突入。


キャップをかぶっていたので頭髪が無様に濡れるのは防げたが、トレーナーもGパンもびしょびしょで、とにかく寒くてたまらない。あたりは暗くなって来て、歩道の中央に立つポールを見損ない、前輪が触れて転倒した。家に帰ってすぐに風呂に飛び込んで人心地ついたが、手と足の二カ所からかなり出血していた。


金曜日はなにも変化なし。土曜日の朝、喉が痛くて目が覚めた。なんとなく寒い。これはいつもの風邪の症状である。土砂降りの中の15分間がいまになってきいてきたのだ。結局、土日はほとんど布団の中にいた。この2日間はじつにいい気候で、自転車散歩など最適だったのにこのザマである。両肩をはじめ体のあちこちが筋肉痛みたいだ。これは転倒したときのとっさの反応で体が運動したからだろう。なによりもビールが不味いのには一番困った。今日は大分よくなったがコーヒーが不味い。(柴田)


●続き。脱帽は当然で、盛った髪型、ボリュームを出した髪型もマナーとしてやらない。背もたれに背中をつけることと重なるのだが、着物の場合では角出しや貝の口結びにする。昔の映画に出てくるような光景に出会ったことがある。袴にステッキという高齢の男性が、両手に華(言葉通り。腰のあたりに手をまわして来場)での観劇で、初心者らしき華らに観劇マナーのレクチャーをなさっていて粋だったわ。携帯電話の電波遮断システムを導入していた劇場はあったが、東日本大地震以降は、警報受信のため遮断しなくなった。


オペラグラスや音声補助イヤホンは大抵の劇場サービスにある。宝塚大劇場や気の利いた劇場・劇団では、託児所、膝掛けやチャイルドクッションまである。観劇できる年齢、小学生らがおとなしくマナーを守って観ていて意外だった。子供たちが騒ぐのは、舞台が見られないため退屈することが原因の大多数を占めるようだ。クッションで座高を変えると静か。座席が座高に合わせて上下するシステムを企画・導入してくれる劇場ができないものだろうか。座高の高い人が前に座ると千鳥配置(互い違いになっている)でも見えにくくなるんだよなぁ。(hammer.mule)
http://kageki.hankyu.co.jp/theater/child.html
チャイルドルーム

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