●先週の金曜日に、国立新美術館で開催中の「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年」を見に行った。我が家の玄関を出て美術館の入り口まで約60分と意外に近かった。10:30頃に入場すると、観覧コースに人がつながっていたが混雑しているという感じではない。音声ガイドのある作品のところがやや動きが悪い程度で、まあ見やすい方だった。
展示は、16世紀=ルネッサンス:人間の世紀、17世紀=バロック:黄金の世紀、18世紀=ロココと新古典派:革命の世紀、19世紀=ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀、そして20世紀=マティスとアヴァンギャルドの世紀という5つのパートに83作家、全89点を配し、絵画の400年の歴史をたどるというみごとな構成だった。壁の色も時代に合った色に塗り分けられていていい感じ。わたしは西洋美術を勉強したことがないから(西洋史もよくわからない)、近世のおなじみの作家名を確認して満足するという程度で、せっかくの至宝に対してもうしわけない観客であった。西洋絵画マニアの妻はすごくご機嫌だったからいいのだけど。
この展覧会の目玉はマティスの大作「赤い部屋(赤のハーモニー)」のようだ。ポストカード人気第一位もこれだ。わたしもこのデザインっぽい絵は好きだが、エルミタージュ美術館のイメージとしてはモダン過ぎるような気がした。わたしが一番素敵だと思ったのは、マリー・アントワネットの肖像画家として有名なエイザベト=ルイーズ=ヴィジェ=ルブランの「自画像」(1800年)である。美しい女性だ。観覧コースをずいぶん進んでから、こっそり戻って見た。でも自画像に優れた作家って、なんか微妙な気がしないでもない。
その絵は「大エルミタージュ美術館展」のサイトにはなかったので捜したら、2011年、三菱一号館で開催された「ヴィジェ・ルブラン展」のサイトの一番上にあった。このサイトにはもうひとつの「自画像」もあった。それは1791年のもので、そっちも素敵だ。「大エルミタージュ美術館展」は西洋美術の歴史を通覧するには手頃な展覧会だった。世界史を勉強し直さないといかんなあと思ったのであった。(柴田)
http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/index.html
大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年
http://mimt.jp/vigee/
ヴィジェ・ルブラン展
●東心斎橋の事件をまったく知らなかった。テレビやネットニュース、SNSを見なければ世間のことを知ることはないんだな……。/SNSといえば、日本のFacebookユーザー数は899万人でアジア7位、なのだそうだ。もともと人口の少ない国だしと一位を見たらブルネイ。次いでシンガポール、台湾。あれ? 日本の人口って今どれだけだっけ? とWikipediaでの国勢調査の結果を見ると2010年時点で128,057,352人、2005年より289,358人増加。が、日本人の数は125,358,854人で、37万人減少。これって……。とにかく7%の人がFacebookアカウントを持っているんだって。
WOWOWメンバーズオンデマンド。加入者限定の無料番組配信サービス。スマフォやタブレットで視聴できる。加入者一人につき端末を3台まで登録可能。まずは「UEFA EURO 2012 サッカー欧州選手権」の全31試合をライブ配信。見逃し視聴、ライブラリー番組配信なども。映画の配信をしてほしいなぁ。 (hammer.mule)
http://markezine.jp/article/detail/15808
日本のFacebookユーザー数は899万人でアジア7位
http://www.wowow.co.jp/mod/
WOWOWメンバーズオンデマンド
http://www.youtube.com/watch?v=-E-8_wDgN7c
深海の一反木綿