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写真を楽しむ生活

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カテゴリ ‘編集後記’ のアーカイブ

●GWメンテナンス休暇として16日間、たっぷり休んだ。最後の日は妻とママチャリを連ねて「東京大仏」を見に行った。わが戸田市から、笹目橋で荒川を渡ればもう板橋区の北端なのだ。家から30分もかからずに、乗蓮寺・東京大仏の前に立つ。wikipediaによれば「坐像で、青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る。高さは基壇が地上2メートル、蓮台2.3メートル、座高8.2メートルの計12.5メートル」だという。鎌倉大仏と比較するとはるかにミニサイズでちょっと拍子抜けだが、なかなか美しい大仏さんだ。何10年も前に東武東上線下赤塚駅から歩いて来たことがあるが、もっとあっけらかんと開けた所にお座りになっていたような記憶がある。いまは新緑に囲まれてとてもいい風情だ。


近くにある板橋区立美術館の館蔵品展「身体表現と日本近代美術 物語る身体」を見た。この美術館は日本の近代美術の中でも前衛的な傾向を持つ作品を収集、展示するのに力を入れている。また継続して開催している「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」も有名だ。「物語る身体」の展示は、大正時代のプロレタリア美術運動の中で生まれた作品、戦中に働く女性たちを描いた作品、戦後のストライキや基地闘争を描いた作品など、油彩中心に約70点。名前を知っている作家はふたりしかいなかった。漫画タッチのユーモラスな人物画の作者はプロレタリア画家・岡本唐貴、白土三平の父である(念のためギャラリーの人に確認したが、詳しい者がいないので分からないという)。もう一人は秋山祐徳太子、1975年東京都知事選立候補ポスターだった。これはリアルに見た記憶がある。展示コンセプトはよくわからなかったが、見応え充分。これで観覧無料とはラッキー。


ところで、笹目橋を渡っているとき不思議な標識を見た。橋の半ばを過ぎると、戸田市から和光市に入る標識。ところが、10メートルも行かないうちに東京都・板橋区に入る標識が。なぜこんなことに? 後で地図を見てその理由がわかったが、なぜこんな境界線が設定されたのだろう。(柴田)
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/2012/05/14/images/tokyo-daibutsu.jpg
東京大仏 青銅製の鋳造大仏部門:第3位
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/e2012-02.html
板橋区立美術館「物語る身体」
http://yahoo.jp/B_hYu1
ほぼ中央 新大宮の文字がある付近の三角形の切れ込みが和光市


●GWは忙しかった。出かけた、大掃除をした、人を招いた、遊んだ。/かぶと虫の幼虫は元気。数日前から表面に出てくることが多くなった。おかしい。土を嗅ぐ。問題ない、土の香りだ。アンモニア臭だと、醗酵が進んでおり、酸欠になるため表面に出てくるのだそうだ。あとはさなぎになる前。しかし、さなぎになるには早すぎる。土を食べて成長するため、量は1/5ほど減っていた。


そろそろ追加してあげなければ。土の残りが入った袋を開けた。鼻が曲がった。堆肥のにおいに近い。醗酵している。ガス抜きをして土の香りにしなければならない。うちのマンションは内廊下。つまり玄関ドアを開けて換気なんてするとご近所さんのご迷惑になる。ベランダだと外に出して干すと虫がつくかもしれない。決死の覚悟で網戸の内側にそのくさいくさい土を置いた。ガス抜きは3日から一週間かかると説明書に書かれてあったが、そんなに待てない。


湿気をとり、ガス抜きを早めるために、折を見ては割り箸でかき混ぜる。なぜ扇風機を買っておかなかったんだ。内から外に空気を追い出したいのに。室内用ファブリーズと混ざると変なにおいに。半日でにおいは減ったが、それでもくさい。網戸の内側は諦め、生活から離れている玄関に置く。30分に一回、自動的に噴射する「消臭センサー&スプレー」があるからマシだろう。と、セールス。インターフォンに出てしまったため、断りにくい。開けた後、このにおいがセールスパーソンに嗅がれてしまうのではと心配に。土いじりをしていたために汚い格好で、くさい玄関。何かあると疑われてもおかしくないよなぁ。くさいおかげか、退散は早かった気がする。土自体は無事一日で完成。くささがとれ、土の香りに。苦労して混ぜた甲斐があったわ。(hammer.mule)

●「写真を楽しむ生活」は4/28からGWメンテナンス休暇に入っています。正式な再開は5月14日(月)ですが、それまでの間、何号か不定期で発行します。サイトは予告なく更新します。

●「写真を楽しむ生活」は4/28からGWメンテナンス休暇に入っています。正式な再開は5月14日(月)ですが、それまでの間、何号か不定期で発行する予定です。サイトは予告なく更新します。

●「写真を楽しむ生活」は明日からGWメンテナンス休暇に入ります。再開は5月14日(月)ですが、それまでの間、何号か不定期で発行する予定です。また、全国写真展カレンダー 2012年5月は、5月1日(火)までにサイトにアップします。


●成毛眞「日本人の9割に英語はいらない」を読む(祥伝社、2011)。ご存知マイクロソフトの元社長が、第1章「本当に英語は必要なのか」で、「頭の悪い人ほど英語を勉強する」「創造力のない人ほど英語を勉強する」「英会話スクールのカモになるな」などと刺激的な見出しで英語不要論を展開する。外資系トップだった人の挑発だから、非常に説得力がある。第2章「英語を社内公用語にしてはいけない」の章では、ユニクロや楽天をこきおろし、「英語ができても、バカはやっぱりバカである」「英語ができても自分の付加価値にはならない」などとボロクソである。まことに小気味がよい。


結局、言いたいことは「本当に英語が必要なのは1割の人。残りの9割は勉強するだけムダである」であり、その理由が成毛流に、過激にそしてやや得意げに述べられた本である。この1割の根拠はちょっと乱暴な計算だが、雰囲気としてはまあそんなものか。第3章以降は読まなくてもオッケー。


著者は、自動車部品メーカーから、出版をやりたくてアスキーに転職したら、子会社であるマイクロソフト日本法人の前身に出向を命じられた。会社で外国人が話す英語の99%は理解できなかった。だが半年もしないうちに一定レベルのビジネス英語を使えるようになったという。まともに英語を勉強したことはないのに、なぜ英語を自分のものにできたかというと「耳がいいのかもしれない」にはオットットである。


書かれていることはもっともなことで、英語ができないわたしにとって、英語不要論(というか日本語防衛論)の理論武装に役立つと思った。だが、英語ができない人がこの論を受け売りするのは危険だ。そうだそうだと納得し、心に秘めておくのがよい。また、学生が「英語を勉強しなくていい理由」に利用するのもよろしくない。それにしてもつまらない装丁である。(柴田)
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●雪組トップの音月桂が退団発表。長期トップだと思っていたので驚いている。もったいない。退団公演は当て書きが多いのに、彼女の場合は『JIN(仁)』なんだって。JINでお別れの言葉、名言があるといいな。


仕事が詰まっていて、お花見に行けなかったというか、桜が咲いたことにすら気付かなかった。後記でもぼやいていた。二週間前の「まにフェス」当日、うちの一番大きなハメゴロシの窓に桜の花びらが。部屋は16F。ここまで迎えに来てくれたのねと嬉しくなった。今もついたまま。次に強い雨が降るか、強い日差しで乾燥するまでは残ってくれそう。と書いてボツになっていた。一週間前の夜に落ちてしまった。休み前なので載せちゃった。GWは予定がたんまり。遊ぶぞ〜! 皆様も楽しんでくださ〜い!(hammer.mule)
https://twitter.com/#!/zacke/status/190948854642917376
桜の花びら。出かける前に慌てて撮ったから写真は汚いよ〜ん
http://item.rakuten.co.jp/kuwakabu/c/0000000136/
ヘラクレスオオカブトの三枚目の写真が、ちょっと可愛い(閲覧注意)

●浅田次郎「降霊会の夜」を読む(朝日新聞出版)。信州の別荘地にひとりで住む初老の男が、謎めいた女の誘いでミセス・ジョーンズが開く降霊会に参加する。かつて男と同じ時を過ごした人たちの霊魂が現れ、彼の心の闇の奥深くある記憶の古井戸の蓋を開けて行く。忘れたことにしていた暗い記憶が次第によみがえる。彼が知り得なかった真実が死霊や生霊によって語られる。最初の夜に現れたのは、小学3年生の1学期だけの友達キヨとその家族、知り合いの警察官などだ。彼らの心の内を知ることによって、彼のうちに燻り続けていた悔悟や罪悪感がきれいさっぱり拭われる。


ところが、二日目の夜、招かれざる客が降りて来る。一番会いたいと念じたのは、大学時代に半年つきあって、潮時という身勝手この上ない理由で捨てた百合子だった。しかし、現れたのは……。迷える霊魂の哀切極まる語りは絶品だ。一人語りさせたら、浅田次郎の右に出る者はいない。それにしても苦くて重い話だ。


浅田作品には、娘の霊魂が現れる「鉄道員(ぽっぽや)」がある。主人公の悔悟が救済される、心温まる泣ける話だ。ながやす巧の描いた漫画を持ち出して、一気に読んでまた泣いた(しかも「ラブ・レター」との2本立て)。しかし、「降霊会の夜」の主人公の悔悟や罪悪感は救済されたとは思えない。これからは以前に増して孤独な日々が続くのだろう。もやもやした読後感がいつまでも漂う。わたしは過去を振り返るのがきらいだ。恥ずることの多き一生でした。って、まだおめおめ生きてます。(柴田)
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●カブトムシの幼虫。朝起きた時にフンが増えていて、底にいたらほっとする。フンは作り物のよう。ボトルガムの粒に似ていて、大きさは半分ぐらい。机の上に置いて合間合間にも生存確認をする。さすが自然の無農薬ファームだぜ、焦げ茶(土)と白(幼虫)と青(ジップロックコンテナの蓋)に、緑が加わった。草がひょろひょろ〜と伸びてきたよ。


家人の会社に、クワガタ生育セミプロがいて、カブトムシのケース(コバエの入らないフィルターつき)をもらってしまった。丸いほうがいいらしい。ジップロックコンテナも丸かったぜ。昆虫ショップについても教わる。このセミプロは育てるのが好きで、近所の子供たちにあげたりはするものの、ショップに売ったりはしないそうだ。夜行性のクワガタに合わせて、夜中に取りに行くツアーがあって、場所を覚えさせないために、車の内部にカーテンが吊られているとかいう話も聞いた。うちのマンションには広めの植樹エリアがあるので、カブトムシの幼虫をツガイで育てて、産まれた卵を埋めてやったら自然に育つのだろうか。腐葉土をえさに、成長してからも樹液。国産カブトなら生態系を壊すことはなさそうなんだが。


三日前、ゴキブリが死ぬ時のように土の表面でひっくり返っていた。直視できず、死んでしまったと半泣きで家人に電話していたら音がした。動きはじめた。しかし明らかに弱っている。酸欠なら私の土の管理が悪い。新たに土を買った。環境が変わってはと、古い土からも一部入れようとふるいにかけたら、出てくるわ出てくるわ、フンの山。食料が減っていたのと湿度(醗酵しての酸欠)のせいだろう。土を変えたら、もこもこもこもこと潜っていった。気に入ったようだ。 (hammer.mule)

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